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今日は、五月晴れの中、青紅葉の美しい吉田山荘の真古館で、月に一度の百人一首の会です。

1ヶ月ぶりの再会です。ひとしきり今日の着物は、というお話でみんなで盛り上がって・・・

先生は、この季節にぴったりの淡い淡いペパーミントグリーンのお着物です。









 

さて、今日は源兼昌(78番) 『金葉集』冬・270「淡路(あはぢ)島 かよふ千鳥の 鳴く声に いく夜寝覚めぬ 須磨の関守(せきもり)」という和歌からスタート。この和歌は、本歌取りで作られたものとか。本歌は、源氏物語の「須磨」の中にでてくる「とも千鳥もろ声に鳴く暁は ひとり寝覚(ねざめ)の床もたのもし」だそうです。孤独を千鳥で癒されているのでしょうか?



 

左京大夫顕輔(79番) 『新古今集』秋・413「秋風に たなびく雲の 絶え間より

もれ出づる月の 影のさやけさ」

本名・藤原顕輔(ふじわらのあきすけ)で、勅撰和歌集の「詞華集」の撰者です。影(かげ)について、影の右半分は光の線を表し、景は光があたって浮かび上がったところ、陰(かげ)は本当に暗いところ。蔭(かげ)はおかげさまという意味の上から守っていただいているという意味だとか・・・



 

三首目は待賢門院堀河(80) 『千載集』恋三・802「長からむ 心も知らず 黒髪の 乱れて今朝は ものをこそ思へ」待賢門院(鳥羽院の中宮・璋子(しょうし))に仕えて「堀河」と呼ばれました。璋子が出家する時に一緒に出家しました。この和歌も本歌取りで、本歌は和泉式部の「黒髪のみだれもしらずうちふせば まづかきやりし人ぞ恋しき」だそうです。



 

今日のおやつはかしわ餅。



 

本日の装いです。まだ5月ですが、夏日ですので・・・ベージュ地に白の波縞文の夏単衣で、その着物に白地に胡粉で暈大唐草霞文の帯を締めて・・・





 

今日は、着物も帯も小物もすべてベージュと白にしたので、バッグもツイリーも白で統一。



 

帯周りは、帯揚げは白の楊柳、帯〆はベージュ地に上下の縁が白で・・・



 

夕食は、大きなカツレツ、ほうれん草の白和え、お豆腐とわかめのお味噌汁。録画しておいた大河ドラマ「篤姫」を見ましたよ。



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