本日もご訪問いただきありがとうございます。

なんと、私たちの30年来の友人夫妻がベルギーからやってきました。普通の観光はもうほとんど経験済みなので、今回は活け花を体験していただくことにしました。

「薄雲御所流」の活け花の投げ入れです。どこのどのような流派なのか調べてみました。以下、慈受院のHPより、https://kyotofukoh.jp/report302.html

「堀川通りに面する慈受院(じじゅいん)は、慈受院門跡と言われる。皇室、将軍家、摂関家より住持が入山する尼門跡寺院、比丘尼御所であり、薄雲御所とも呼ばれる。

現代、2012年、華道の新流派、「草花 薄雲御所流」を設立した。」

詳しくは、https://www.youtube.com/watch?v=aDj5UlVTjuc

今回、教えてくださった先生は以前、池坊も習っていらした方ですが、薄雲御所流が自分に合っている、自然とともに、草木の命をいただくようで、気持ちがすっと入っていけるとご説明くださいました。



 

まずは、今日の吉田山荘のお軸を拝見。女将のお祖父様の直筆の鳳鳴(ほうめい)というお目出度いもの。日本の活け花は西洋の全方向から見られるフラワーアレンジメントとは異なり、花が置かれる場所(床の間)の前方の一方向からのみ見られるので、それを意識して活けるのですとのお話。

まずは、自分が使いたい花器を選んで・・・



 

花材は、椿や猫柳や桜、菜の花、木瓜の花など今の季節のものを準備してくださいました。



 

まずは、先生が、枝ぶりを見ながら、長い枝を生徒の私達が使いやすいように切ってくださいました。先生の枝の選び方、切り方はすごかったです。1本の枝を切っただけで、それを花器に入れたら、もう何も他になくても自己完結しているような感じでした。







 

それぞれの生徒は、どの花器にどの枝を入れるか考えていきます。



 

先生が、茶華で使う竹の花器に活けてみせてくださいました。



 

私は椿の枝を活けようと頑張っています。



 

この時点までのできあがり作品。床の間手前の左の鼓型の面白い花器には夫が活けました。その隣は私の椿の作品です。



 

ここからは、吉田山荘のお庭に出て、材料を探しました。本来は、自分が使いたい花器を持って、その花器に活けたい草木の枝だけを切り取るのが、この流派のやり方で、絶対に無駄に木や花を切らないそうです。馬酔木の花や椿や梔子の実などとっても興味深い枝を先生と一緒に選びます。





 

そしてお庭から切ってきたお花を花器を選んで活けます。お話の続きは明日に続きます。



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