本日もご訪問いただきありがとうございます。
これから、夫の通院治療中で、和装ができません。電車を乗り継ぎ、医療機関に行って、治療をしてもらって、また戻ってくるという毎日です。どうか副作用や合併症で苦しまないようにと心から願っています。
今日は、ずっと以前(2017年)講演でお招きいただいた台湾出張のレポで
講演前日に台北市にある国立故宮博物院へ
この博物舘には、696,000個以上の古代の中国の美術品を所蔵
ほとんどの収集物は中国の古代の皇帝によって集められた高品質なものだそう。
まずは故宮博物舘の巨大な入り口の階段をヨイコラショと登り
登っても登ってもたどりつかなーい
ほんとに久しぶりの海外旅行、せっかくだから、キモノで海外旅行に挑戦
大好きな型染め作家添田敏子の青葉の笛という名前の帯をホワイトコーデ
(後ろ姿)
さて、この巨大博物舘の中で私にとって一番印象的だったものをご紹介
翠玉白菜(すいぎょくはくさい)。
翠玉白菜は、翡翠を虫がとまった白菜の形に彫刻した19センチの美術品。
故宮博物院を代表する名品の一つ
この彫刻は、元々は光緒帝の妃の住居、紫禁城の中に
原石は、半分が白、半分が緑の翡翠輝石で、空洞などの欠陥箇所もありましたが、この彫刻ではそれが白菜の茎や葉の形にうまく活かされていました
小さいのにほんとに美しい
台湾訪問の年は酉年、
酉年大吉とでかでかと書かれた展示室へ
鳥が描かれた作品が
年女の人は、年齢によって複雑な心境かも・・・ですね。
で、案内の台湾の学生と3人でまずは最上階から見始めたのですが、
あまりの広さと所蔵品の多さに、あっという間にへタレる私
「ねえ、ねえ、休憩しませんか?」
で、早速、故宮博物舘を横目で見ながら
台湾大学の人から一押しのレストランへGo!
故宮晶華は、故宮敷地内の広東レストラン。故宮晶華はメニューもさることながら、内装、外観、グルメすべてにいたって、「故宮の宝物」とのリンクを測り、中華文明の流れが全体で表現されているんだとか。
この故宮晶華も、「木」が使われているのはテーブルとパーテーションぐらい…。ブラックな落ち着いたガラスの壁と、クールな輝きを持つ花蓮の大理石が、まるで遺跡の中にいるような、冷ややかかつ荘厳な印象を与えていました
なんとデザイナーは日本人!橋本夕紀夫氏が手掛けたそう
台湾の学生も一緒に3人で写真を
なんとなんとなーーんと
あの「白菜水晶」をそのままに表現した一品。残念ながらキリギリスまでをも白菜の上に乗せることはできませんから、桜海老で代用してあります。想像よりもあっさりと、歯ごたえがあり、白菜のみずみずしさをサックリと楽しめました
まるで博物舘の続きのようで、
美しいものに囲まれて、しかもとっても寛いだ時間を過ごせました
最後にレストランの入り口付近で