本日もご訪問いただきありがとうございます。

今年度の研修会の募集要項の内容準備をしましたので、あとは印刷です。今年はもっとたくさんの先生方が参加してくださるようにと祈っています。

お昼は、ホットケーキ・ヨーグルトブルーベリージャム添え。



 

一ヶ月に一度の百人一首の会です。新緑の吉田山荘へ。



 

先生は着物も帯も淡い色でまとめられて、お花の着物に蝶の帯。とっても素敵ですね。



 

さて、今日の和歌2首はどちらも女性です。

1人目は、三大美人の1人で和歌の才能も秀でていたと言われる右大将道綱母(53番) 『拾遺集』「歎きつつ ひとり寝(ぬ)る夜の 明くる間は いかに久しき ものとかは知る」。蜻蛉日記の作者。蜻蛉日記には、なんと不満やうらみつらみの多いことか・・・





 

もう1人は儀同三司母(高階貴子:漢学の素養もあり天皇に仕える女官のトップであった)(54番) 『新古今集』「忘れじの 行く末(ゆくすゑ)までは 難(かた)ければ 今日(けふ)を限りの 命ともがな」。夫が藤原道隆が生きている間は、一条天皇の皇后になる定子を生むなど、権力の中心にいたが、夫亡き後、息子たちの不祥事により没落した人生に・・・。この和歌は、まるで未来を予感したような和歌。





 

吉田山荘の新緑・・・



 

さて、本日の装いです。藤のお花を見かけたので、今日は藤のお花のコーディネート。今日の気温は最高19度とちょっとひんやりです。着物は白地に蕨紬が緯糸に織り込まれた着物(胴抜きの着物)に、黒地に藤のお花が手刺繍してある帯を締めました。





 

絞りに刺繍の藤には、まったく藤色は使われていないので、帯揚げを藤色にして、藤色のツイリーとコーディネートしました。



 

帯周りは、帯揚げは薄紫、帯〆は白地に上下の縁は白に墨の斑入りで・・・



 

千年以上も昔の時代の女性たちの日記や和歌を読めるなんて、素晴しいですね。当時の女性たちの活躍ぶりが、むしろ今よりもすごいなあと感動です。



 

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