ケーキ 悲しみが通り過ぎるまで
評価:74点
良かったけど粗が目立つ。
あらすじ
最愛の息子を突然の事故で失う。
自身も慢性痛という後遺症に苦しめられ、精神的にも肉体的にも追い詰められていく。
やがて幻覚にも悩まされるようになるが、支援グループメンバーの自殺をきっかけに、
どん底の状態から必死に這い上がろうとする一人の女性を描く。
(引用元:Amazon)
なんだか惜しい作品。
や
主演のジェニファー・アニストンもすごい熱演してたと思うし、題材自体もストーリー展開自体も面白くなる映画の要素は兼ね備えているはずなのになんだかあんまり心に響かなかったのよね。よくある映画になってしまっている。なんだか全体を通してあんまり工夫がないのよね。
大体展開が読めてしまう。どうせこうなるみたいなものが読めてしまうのよね。だからちょっと飽きてしまう。でもって主人公以外の脇役にも何らかのストーリーがあるように見せるんだけど主人公のストーリーしか追わないから他の人のストーリーがすごい中途半端になってしまっているのよね。
色んな要素を組み込んでみたはいいけどそれがうまく活かしきれていないと感じたわ。
この映画、主人公が事故にあった理由とか状況とかなんにも説明しないのよね。なんとなくストーリーが進んでいくとなんとなく理解できる。でもどうしてもなんとなくになってしまうのよ。それがもったいない。もっと説明をしても良かったのにと思う。脇役の余計なストーリーさえ削れば入れられたのに。
あと全体的に抑揚がなさすぎるのよね。別にいいんだけど、こういう題材の場合激しい抑揚がないと見ている方が飽きてしまうのよね。抑揚がなく作る場合は徹底的に重くしちゃえばいいと思うんだけど、この映画の場合一般受けも考えたのか暗くもなきゃ明るくもないみたいなどっちつかずの映画になってしまっていたわね。
いい映画だと思うんだけどね。ところどころあらが目立つのが気になったわ。結局ジェニファー・アニストン頑張ったねって映画になってしまっている。それが本当に残念。
病院で寝てる時はアイシャドウが綺麗につきすぎていて引いた。