大人から始めるバレエ 山中 記夜美です
お姑さんの病気が再発し
それ以来、病院やケアマネさんとの
打ち合わせを嫁の私がしています。
が・・・
舅の意思を尊重し、
見守りに徹していましたが容態が急変し
現在、緩和ケアの病院に入院しています。
つづきです
「帰りたい」
「つらい」
この言葉のほかに、最近は
「あんたはいいな~・・帰る所があって・・」
と、何ともやりきれない言葉を向けるようになってきました。
ん~・・・だから毎日お見舞いに来てるんだけどね~。
毎回、行くたびに楽しい話題を・・・と思うけど
「家に帰りたい」
この言葉を越えるほどのモノが見つからず
無力感を感じていました。
昨日は、姑のベッドに一緒に腰を掛け
窓から見える空を眺めながら、話しをしました。
窓越しなので、蛍光灯が写りこんでいます
日が暮れだすと
「寂しいけど・・・もう帰り~」と
いつも言ってくれます。
外に出ると、夕焼けがあまりにも綺麗なので
少し歩こう・・と思いました。
ヨットハーバーの方に向かって歩いてみました。
何か、導かれるような感じでした。
すると、
肉眼では、もっと色鮮やかだったけど
そして、海まで見に行きました
壮大な自然の美しさに震えます。
誰もいない・・・
この景色を、贅沢にもたったひとりで見ていました。
いろんな感情が溢れてきます。
そして
「ありがとう」
「ありがとう」
「ありがとう」
わたしの中から、この言葉しか出てきませんでした。
目に見える世界を
目に見えない世界から見せてもらえる。
この瞬間に立ち会うのには、いくつかの
時間調整があったはず。
芦屋教室終わりに、生徒さんと少し話をした時間。
姑のベッドで、ふたりで空を眺めていた時間。
導かれるように
「行ってみよう~」と歩き出し
こんな素敵なプレゼントを頂けました
道が混みだした西宮神社の赤門前
丁度、渋滞だったから写真が撮れて
車の中からご挨拶を。