特等席で聴かせていただきました | すい臓ガンで教師しています

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2018年7月にすい臓ガンが見つかりました。2019年3月に14時間あまりの摘出手術成功。再発しないよう抗がん剤治療中。
抗がん剤の副作用やガンについてのあれこれ、日々の思いなど、多くの皆さんと共有できたら、とブログにしています。


 特等席

西澤安澄さんのピアノコンサート、特等席で聴かせていただきました。

普段はスペイン在住で、スペインのホールがいっぱいになる高名なピアニスト。

いつも書いていますが、私、大ファンです。


そんな素晴らしい方のピアノを今日は、一番近い席で聴かせていただきました。

私の席から撮った写真です。

演奏前に静かに目を閉じて集中される姿。

ピアノを弾く指の動き、その表情。


素晴らしい音楽とともに堪能させていただきました。

何度も聴いているCDとはやはり違う。

演奏者のその日の気持ち、その日のピアノの音、会場、観衆。

それらをひとつにしてライブができあがるのだな、と。


なんだか、言葉にすると、誰でも言いそうなことですが、素人の私にも少しずつ分かってきました。


そして、本当に来て良かった。

この素晴らしい演奏は、私にとっては薬も同じ。


 演奏と解説と


西澤さんの演奏は、ほとんどの曲に解説があります。

曲の背景や場面の展開、この曲を選んだ理由や時には苦労話。

ピアニストが、初めて出会った曲をどのように自分のものにしていくか。


素人の私にも分かりやすい説明で、難しいと思っていた曲の、場面場面の表現が理解できるようになってきます。


歌詞のないクラシックは、ただ聴くだけでなく、ちゃんとその意味するものを知って聞くべきなのだ、と、もしかしたら当たり前のことを初めて知りました。

中学の時に、ちゃんと音楽の授業聞いてなかったんだなぁ。



今回は、ファンクラブ発足記念と言うこともあり、コンサート終了後、少人数で茶話会も。


ここで、他のファンの方々、西澤安澄さんご本人ともお話しできて、これもとても幸せな時間でした。


あっと言う間に、帰る時刻になり、今は帰りの飛行機の中です。



休職まであと1週間。

しっかり働きます。