特等席
西澤安澄さんのピアノコンサート、特等席で聴かせていただきました。
普段はスペイン在住で、スペインのホールがいっぱいになる高名なピアニスト。
いつも書いていますが、私、大ファンです。
そんな素晴らしい方のピアノを今日は、一番近い席で聴かせていただきました。
私の席から撮った写真です。
演奏前に静かに目を閉じて集中される姿。
ピアノを弾く指の動き、その表情。
素晴らしい音楽とともに堪能させていただきました。
何度も聴いているCDとはやはり違う。
演奏者のその日の気持ち、その日のピアノの音、会場、観衆。
それらをひとつにしてライブができあがるのだな、と。
なんだか、言葉にすると、誰でも言いそうなことですが、素人の私にも少しずつ分かってきました。
そして、本当に来て良かった。
この素晴らしい演奏は、私にとっては薬も同じ。
演奏と解説と
西澤さんの演奏は、ほとんどの曲に解説があります。
曲の背景や場面の展開、この曲を選んだ理由や時には苦労話。
ピアニストが、初めて出会った曲をどのように自分のものにしていくか。
素人の私にも分かりやすい説明で、難しいと思っていた曲の、場面場面の表現が理解できるようになってきます。
歌詞のないクラシックは、ただ聴くだけでなく、ちゃんとその意味するものを知って聞くべきなのだ、と、もしかしたら当たり前のことを初めて知りました。
中学の時に、ちゃんと音楽の授業聞いてなかったんだなぁ。
今回は、ファンクラブ発足記念と言うこともあり、コンサート終了後、少人数で茶話会も。
ここで、他のファンの方々、西澤安澄さんご本人ともお話しできて、これもとても幸せな時間でした。
あっと言う間に、帰る時刻になり、今は帰りの飛行機の中です。
休職まであと1週間。
しっかり働きます。