7月2日、病院に行くと、黄疸の値が10を越えているとのこと。1.0以下が普通の値と言うことで、10は即入院の値。
原因は、胆管ポリープ。悪性か良性かは検査しなければ分からない。とにかく入院しなさい、と言われた。
しかし、翌週からアメリカに行かなくてはいけなかった。生徒たちからお金を集めて飛行機代など支払っており、私が行かないとその研修は中止。生徒はほとんど返金もされず、今までやってきた練習も無駄になる。
ドクターに「すみません。死んでも良いから行きます。」というと勝手にしなさい。病院は止めたのに、それに逆らって行ったという書類にサインをさせられる。私自身、この時、自分の状態もよく分からず、ドクターを怒らせたせいかほとんど説明もしてもらえず、注意することは消化に良いものを食べなさい。そうめんとか、おかゆとか、と言われた。(アメリカでそうめんとかおかゆが探せるかよ。)
とにかく、数日間日本では消化に良いものを食べるようにし、7月6日アメリカに出発。
現地では、なにが消化に良いかも分からず、とりあえず食事は最低限、フルーツを中心に食べるようにしていたが、だんだん食欲もなく、本人は鏡も見ないから分からないが、見た目にも黄疸が酷くなっていった。
アメリカ人の友人が、「肝炎だろう?本当のことを言え。AかBかCか?」
「いやいや、胆管ポリープなんだってば」
アメリカでの会議だったのだが、主催者側としては、生徒を連れてきた私に何かあったときのために、緊急入院の準備などもしてくれていたらしい。
帰国直前、会議も終了して、ワシントンD.C.のチャイナタウンへ。ここで、食べた中華のスープでかなり元気が戻った。久しぶりにおいしいと感じたが、食べられる量は少し。
そして、帰国。
空港では、歩くのも苦しくて、車椅子をお願いする。ANAの配慮で、成田乗り継ぎも車椅子で移動。あとから追いかけてくる生徒が大変だった。
帰国の翌日、出勤すると、みなが「仕事はしなくて良いから」、「早く病院に行け」という。遂に教頭が今すぐ自分が連れて行く、と連れて行かれて、緊急入院。この時の黄疸の値が32。かなりヤバかったようだ。