ボディワークレポートⅣ、前回からの骨盤の安定に関して。
股関節の引きこみに関しては以前も書いていますが、ヨーガアーサナでも大事なポイントです。
分かりやすい椅子のポーズ/ウトゥカターサナを始め、ダンダーサナ(長坐)での足伸ばし、プラサリータパードッタナーサナの太ももの裏や内股伸ばし、トリコナーサナでの前脚の股関節、と座位、立位ともに股関節の引きこみが必要なポーズはたくさんあります。
引きこみの感覚がつかみにくい部位でもありますが、意識するのは腸腰筋です。
と言っても、腸腰筋がどこなのかもよく分からない。
簡単に意識する方法は、立ち上がった状態でまずは重心の位置を確認、両手を組むなどして天井に伸ばすとより意識しやすいです。
お腹が膝よりも前にきていたら、股関節の前側に重心があり、大腿四頭筋、太ももの前面に力が入ってバンバンになっています。
そこで足の付け根、鼠径部を少し後ろに引っ込めます。引っ込めるというよりも、引きこむ感覚。
これで腸腰筋が働いて骨盤は安定するので、前回の側屈をしても重心は偏らずに背骨が伸びていきます。
引きこみと同様に伸長も大事。
妹は以前からよく転んだりしてましたが(←それもけっこう酷い転び方で)、骨盤の安定も大いに関係しているかと。
そして股関節は硬くなりやすい部位。
理由はいろいろありますが、長時間座っている、歩き方や走り方の偏りなど、毎日の生活習慣が影響します。
妹の太もも前面はガッチガチで、股関節の前側の鼠径部や外側も、ローラーにあてるだけでものすごい痛いみたいで。
筋膜リリースもしないとだな。
さて、肩のゼロポジションから骨盤まで下がってきました。次回は殿筋や大腿四頭筋のリリースなど、筋収縮へのワークをレポートします。
肩のゼロポジションに関して記事はこちらから↓
胸を開くエントリはこちらから↓
側屈を安定させる前回のエントリはこちらから↓
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