先日家人が「グッド・ウィル・ハンティング」を観ていました。
ロビン・ウィリアムズが印象的な教師を演じていますが、そこから思い出した夏休みの宿題。
以前もシェアしましたが、ロビン・ウィリアムズが演じた「いまを生きる」の英語教師、ジョン・キーティング先生を心から敬うイタリア人の高校教師、チェーザレ・カタ先生が出した夏休みの課題です。
3ヵ月もの長い夏休み中のイタリアの子供達の宿題は膨大な量があり、時として毎日真面目にやっても終わらない程で、子供以上に親の悩みの種だそうです。
そんな環境でチェーザレ・カタ先生が出した、ユニークな15項目。
いつ読み返してもいいなぁと思い、元気が出ます。
「チェーザレ・カタ先生の夏休みの15の宿題」
1. 朝ときどき、たったひとりで海辺の散歩にでかけること。
自分の人生で最愛の物事について考えながら、日の光が水面にどんな風にきらめいているのかを見つめ、幸せを感じよう。
2. 今年、一緒に学んだ新しい言葉をすべて使ってみよう。
より多くのことを言えるようになれば、より多くのことを考えられる。考えられることが多くなれば、それだけ自由になれる。
3. 読書をしよう、それもできる限り多く。
でも、義務だからじゃない。読書をするのは、夏が冒険心や夢を駆り立てるからだ。読みながら、空を飛ぶツバメのような気持ちになるだろう。そして読書をするのは、君たちが持つ最高の反抗の手段なんだよ(おすすめの本については私に聞いてください)。
4. 後ろ向きだったり空虚な気持ちにさせるようなモノや状況、人々をすべて遠ざけること。
興味を抱けるような状況を探し、自分を豊かにし、ありのままの姿を理解して大切に思ってくれる友人たちを見つけよう。
5. 悲しみや畏怖を感じても、心配しないこと。
夏は、あらゆる素晴らしいことの例にもれず、心が乱される。その気持ちを語るために日記を書いてみよう(9月に、良ければ、一緒に読もう)。
6. 踊るんだ、恥ずかしがらず。
近くのダンスフロアでも、自分の部屋でも。夏はまさにダンスなんだよ。踊らない夏なんて、ばかげてる。
7. 少なくとも一度は、日の出を見に行くこと。
静かにたたずんで深呼吸して。目を閉じて感謝しよう。
8. スポーツをたくさんすること。
9. 魅力的な人に出会ったら、自分ができるかぎり誠実かつ丁寧に、その人に伝えること。
彼/彼女が理解できなくても関係ない。理解してもらえないなら、彼/彼女は君たちの運命の人じゃなかったんだ。そうすれば、2015年の夏は、ともに歩む金色の時間になるよ (もしうまくいかなかったら、8番に戻ろう)。
10. 僕たちの授業のノートを見直すこと。
すべての作家や考え方について自問し、実際に自分に起こることと比べてみよう。
11. 太陽のように陽気に、海のように奔放になろう。
12. 罵らないこと。常に行儀良く、親切であること。
13. 言語力と夢見る能力を高めるために、感動的な対話のある映画を観ること(できれば英語で)。
クレジットとともにそのまま映画を終わらせないで。自分自身の夏を過ごしながら、追体験してみよう。
14. きらめく光の中や暑い夜に、自分の人生がどうあるべきか、どうなれるか、夢見ること。
夏の間に、諦めないための力を探そう。そしてその夢を追い求めるために全力を尽くそう。
15. 良い人であること。
夏が来た!諦めないための力を探そう。
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