美味しい紫キャベツがマーケットに並ぶ季節になりました。
千切りにして酢漬けにしておくものと、ナッツバターとお味噌で和えるものを常備しています。
先日はオーガニックの黒人参も出ていました。赤カブや紫玉ねぎも並んでいますね。
まず何よりも、これらの野菜の色が好きですが、美しい赤や紫は野菜が有害なものから身を守るための色素成分、フラボノイドのアントシアニンなどのフィトケミカルによるもの。
高い抗酸化力、コレステロール値上昇の抑制、殺菌作用、豊富な脂溶性ビタミンなどを持ち、免疫力をぐんと上げます。
赤と紫の野菜を見たら、呼ばれてみよう!
そして大好きなビーツ。伊都のロコファームにも並ぶ季節になりました。が、福岡ではグリーン(葉の部分)をよく食べるんでしょうか?ビーツの実自体が小さめなのが多いです。
そういえば有機栽培のビーツを青森から頼んでみたら、ほとんどのものが掌の中に入るくらいの小ぶりのもので、ジュースにするにはいいけれど、ローストして食べるには扱いにくい。
まぁ沖縄の最近のビーツの大きさはちょっとやり過ぎかと思いますけれど。
沖縄のロコマーケットには競うように巨大に育った冬瓜やヘチマが並んでいて最初は驚いたのですが、青菜もそうなのでお土地柄なんだなと思います。
今年の夏に送ってもらったビーツも、子供の頭のサイズくらいになっていました。
ビーツには土臭さがあり、それが苦手な場合は生では食べづらいですが、ローストすると甘味がたち、とても美味しくなります。
アルミホイルに皮を剥かずに包み、220℃のオーブンで40分くらい。触れるくらいに冷めたら、ぴーっと、皮は簡単に剥けるのでこのやり方がベスト。
ナイフの皮むきは両手が真っ赤になりますから(笑)。
ビーツは加熱の影響をほとんど受けない野菜のひとつ。ゴーヤーのビタミンCも調理で壊れにくいですね。
玉ねぎもそうなので、このふたつとジャガイモ、キャベツが入り、さらに人参とセロリ、そしてトマトを使うヴィーガン・ボルシチは栄養たっぷりの、冬のお勧め料理です。
私はローフードも大好きですが、野菜には加熱することによって吸収率が良くなったり抗酸化作用が高くなるものもあるのです。
それが、人参とセロリ。
もうひとつ、ボルシチの材料の一つのトマトに含まれるリコピンも加熱によって吸収率が高まりますが、付け加えると、トマトの種部分の黄色みがかったジュースには、血栓を形成しやすい血小板の活性化を抑える働きがあります。
なのでボルシチに加えるトマト製品は、ピューレよりもホールかカットの缶詰、もしくはパック入りのものを選ぶとさらに栄養価が高いと思います。
出来上がりのボルシチには、カシューナッツで作るレモンとビネガーがたっぷりのサワークリームを添えていただきます。
次の日もコクが出て美味しくなりますよ。
冬に好んで作るヴィーガン・ボルシチ。
カシューのサワークリームと。
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