今月の「今日のヨーガとインドカリー・ランチ」クラスでは、久しぶりに「骨盤調整ワーク」をしました。


骨盤調整といっても"骨盤の矯正"を行っていくのではなく、足裏のアーチから軸の伸長を意識する頭のてっぺんまでの全身調整と、骨盤を立ち上げて背骨をラクに乗せるための深層筋への働きかけが主な内容のワークショップです。

 

ちなみにホリスティック・クーラの石垣院長が"骨盤調整"に関して面白い記事を書いています。ご興味あればこちらから

 

 

 

 

今回はご参加メンバーにヴァータが強い人が多いご様子だったので、"ベジタリアンのバターチキン"といわれる潤いたっぷりのダル・マカニを作りました。ビリヤニ、ビーツ、里芋のポリアル、アロー・ゴビ(ポテトとカリフラワーのマサラ)と。

 

参加してくれたおひとりは筋トレを習慣にしていますが、腹横筋、内腹斜筋、外腹斜筋を意識するエクササイズを繰り返したクラスの翌日は筋肉痛になったそうです。アウターは鍛えられているけれど、日常的に深層筋を使っていない人は意外に多い。。。

 

そして筋肉を硬くしてしまっている場合も問題です。筋トレをしている受講生さんの長腓骨筋、下脚の外側はガチガチでした。

 

職場で1日中かなりの距離を歩くという彼女は、おそらく内転筋などの足の内側の筋肉を意識せずに足裏の外側アーチに体重をかけています。膝が外側を向き、若干がに股気味になっていました。

 

足裏の縦アーチは外側と、土踏まずと云われる母指球から踵にかけてのふたつ、どちらも足の中の筋肉ではなく、下脚に続く外足筋で形成されます。体重を足裏の外側にかけている人は多いですが(靴の減りを見てみましょう)、内側のアーチに比べて外側はかなり短いので、そこにずっと体重をかけ続けていると外足筋の緊張につながります。

 

筋肉が硬くなっているということは、収縮しているということ。筋肉内の血管、リンパ、そして神経系の流れが滞ります。栄養や酸素が行き渡らず体の末端が冷え、神経伝達がスムーズにいかないために、疲労している部分から脳への連絡が遅れ、脳から修復するようにとの指示が出ません。

受講生さんは実際疲れがとれない状態が続いているようで、肌荒れも目立っていました。

 

ともかく筋トレよりも筋肉を緩めましょうとお伝えしたら、午後の陰ヨガクラスにも戻って来られて、終了後はお顔も全然変わっていました。からだの委縮や収縮は、心にももちろん影響します。力が入っているのに気づけたら、それが大きな一歩。そこから意識して緩めていきます。

 

私たちは、意識をしないと力を抜けない生きものです。日常生活でいかに無駄な力を入れているか、気がつくのが大事です。

 

緩んでもいいよ~と、解放されていく自分を許しましょ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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