双子座の満月から下弦の月へと折り返し、19年に一度の冬至と新月が重なる日、朔旦冬至に向かっています。

太陽礼拝のマントラで書きましたが(こちら)、その昔インドでは冬至を新年としていました。元旦である冬至は、新月と同じく、新たな太陽の誕生の日。今度の冬至は月と太陽が重なる新月なので、その日は月明かりもなく、太陽の光も弱い。そんな静かでエネルギーの落ちた、極陰ともいえる日が、なぜ昔からおめでたい日と言われるのでしょうか。

中国では古くは19年をひとくくりとして数えていたそうです。古代ギリシャの天文学者メトンにより発見された、暦学上の周期も19年です。その区切りは朔旦冬至から始まり、よって今年の冬至は19年の太陽と月のめぐりの、スタートラインとなります。

朔旦冬至は、「蘇り、復活」の日なのですね。持統天皇は、この19年7ヶ月に一度の“蘇りの象徴”の日、国家の繁栄を願う盛大な祝宴を催したと云われています。


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太陽と月が同時に浄化のエネルギーを高めていくため、この2週間は消化や掃除、淘汰に関するものをどんどんしていくのが良いようです。ソウルメイト・リーディングのKeiko氏が、新月までのエネルギーについて興味深いことを言ってました(こちら)。

"ちっちゃいズレは直せるけど、根本的にズレてるなら手放すほうが賢明。ズレないものだけを取捨選択。浄化ってそういうこと。"

なるほど。人間関係だけではなく何に関しても、もうダメなんじゃないか、とどこかで分かっていても何とかしようともがくことってありますよね。私の場合もいろいろありました。手放していける時期があるので、まだしがみついていたいのなら、そうしていていいと思いますが。
それでも今から2週間の浄化のエネルギーが高まっているなら、それに乗っかって整理していけるモノはしていきたい。もう何年も履いていない靴などもあるし(笑)。

そして、「八重山諸島の星空観測集団」のサイトで面白い習慣が紹介されています。冬至の七草(ななくさ)なんて、初めて聞いた!「ん」のつく食べ物を食べて「運」を呼び込みます(こちら)。かぼちゃ(なんきん)、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)と合わせて、冬至の七種(ななくさ)と呼ぶそうです。

「いろはにほへと」の47音が「ん」で終わるので「ん」は物事の節目、一陽来復を願う意味もあるとのこと、7種全てを揃えるのは難しそうだけど、鍋うどんを作ってみようかな。











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