黄金色の山々。

先週末は北海道小樽の温泉へ一泊し、久し振りに落葉樹の森を見ました。

辺り一面、黄金色の山が続く。

麻里川という川がある、スキー場もある温泉地です。

元々海よりも山が好きですが、連なる山々全てが黄金色で埋め尽くされているなんて、見た事のない光景です。京都のそれとはまた違って、広大な自然の悠然とした美が、びしびしと迫ってきました。

NYの紅葉も、金色です。英語ではただ単にAutumn Leaves、秋の葉と呼びますが、木の葉が美しく色づく自然現象を指す言葉があるのは世界でも日本語とフィンランド語だけだそうで、紅葉のフィンランド語はRuska-ルスカといいます。

私がブルックリンで最初にシェアした一軒家のルームメイトのひとりがフィンランド人でした。遠慮がちでシャイだけど優しく思いやり深く、まず相手のことを考えるなど、彼らは日本人の気質によく似ています。15年来の付き合いになる友人で、2年前にNYで再会した時も、変わらぬ暖かさに微笑みました。

滞在先の温泉宿の露天風呂。朝６時から空いていたので、起床後さっそく。朝食後に再び。

さて、山の紅葉も素晴らしいですが、滞在先の温泉宿にまた鮮やかな落葉樹のお庭があり、散歩を楽しみながら懐かしい気持ちが湧いてきました。沖縄の森と山も好きだけど、子供の頃から見慣れている落葉樹の風景。またこの景色がある場所に、住みたいと思うのかも知れないな。

でも、今居る沖縄を愛しています。

どこだろうと、その時その場に、私はいる。今イタリアにいるマユの言葉にジンときました。

　　　　"自分を探してるつもりはありません。

　　　　 私はいつもここに居ます。"

私もここにいる！今のこの時間を生きるのだ。

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