イタリア在住のオキシャンティーズOG、カオリさんがレッスンに来てくれました。沖縄に里帰り中なのは知っていましたが、明日はヨーロッパへ戻るという前日。元々パワー上級クラスの常連さんでしたので、「ヨガ棒」クラスよりはプライベートの方が良いのでは、とお勧めしました。

スタジオに掛けてある般若心経の写経をしてくださったのが、カオリさんです。雅号は「蘭月」といい、写経にも印を押していただきました。自分は何が好きなんだろうといろいろ試した中で、ヨーガと書道のふたつが今でも続けていることなのだと、以前お聞きしたことがあります。カオリさんが初めて胎動を感じた時も、オキシャンティの「瞑想ラージャ」のクラスでした(エントリはこちら)。


Kaorin



「パワー上級」クラス、私も楽しんだあっという間の時間でした。シャバーサナから起き上がり、シャンティを唱えてクラスを終えるとお顔が違います。両手で頬を抑えながら、"気持ちいい!"を繰り返されていました。お元気そうでしたが、異国での新生活や初めての子育てなどで、いろいろあったのだと思います。イタリア生活に戻る前日にいらしたのも、気持ちの切り替えのためにもと、前から決めていたとのことでした。

このような受講生さんたちの変化、クラス終了時のお顔や、ヨーガを続けることによる心身状態の改善や進展、その他さまざまな変化やそれに対する喜びを見ていて、そうか、受講してくださる方々が私を少しづつヨーガの講師、指導者に成長させていってくださるのだな、と感じた事があります。それをお師匠に話したことがあり、そのお返事は「そうなんです、生徒さんが自分を指導者にしてくれ、その質を深めていってくれます。」というものでした。

カオリさんは、沖縄で私がヨーガ指導を始めてからすぐにいらした受講生さんたちのお一人で、2人だけで練習したクラスも多く、いろいろな事を教えていただきました。


souvenir


イタリアから、ヴェネチアグラスのチョーカーと、今現地でブームの、高麗人参入りのヴァニラ珈琲。



沖縄は基地がある土地柄、別れの多い場所でもあります。だいたい3年周期で動く米軍関係者は、原則希望を出して別の基地に移ります。私も何人かの生徒さんたち、そして私の素晴らしいアシュタンガの先生、Ingridとの別れがありました。オキシャンティの熱心な受講生さんたちの中には、軍関係以外でも沖縄を離れる人たちが少なくありません。どうしてなんだろうね、とパートナーに話したことがありました。

「熱心だからじゃないの?」とパートナー。ヨーガを情熱的にするから、他の事も熱心にする。現状を変えていったり、何かに挑戦したり、前に進むことや変化を恐れなかったり、そういう人たちが多いのでは?

なるほど。

米軍人と結婚した沖縄出身の妻たちには、国内の他の基地とは違う特徴があります。日本国外の基地(あるいは沖縄以外でも)に赴任が決まった場合、多くの妻たちが沖縄から離れることを拒み、夫は単身赴任するのです。その結果離婚してしまうケースも多いと聞きました。

熱心なオキシャンティーズのお一人だったカオリさんを思うと、パートナーの推察に妙に納得させられます。そして世界中に散らばったオキシャンティーズOGのみなさまも、お元気のことと思います。一緒に過ごしたお時間を、ときおり楽しく思い出しています。

心に余裕がなくなったりしてしまう時には、取りあえずマットを敷いて。その上に座るだけでいいのです。そしてどんな息をしているのか観察してみて。息苦しいようだったらラクな呼吸に変えていきましょう。

「呼吸はいつも、私の味方」です。








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