命の栄養補給である"純粋な静寂"を体験すること。最初は15分間から始める、毎日の瞑想習慣に至るための不定期講座、2回目でございます(笑)。その一のブログはこちらから。

ごくごく簡単に行える、身近な事から始めていきたいですね。前回はとても質の良い瞑想を体験できた時と、よく似た心身状態になる「あくび」をお勧めしました。今回は「沈黙の中で食事をする」です。

食事は大切です。何を食べるのかより、どのように食すか、食事の時間をどう過ごすのかが、こころとからだに深く影響を与えます。一日の食事の中で、一食、無言で「いただきます」をして、ゆっくり時間をかけて咀嚼し、無言で「ごちそうさま」をしてみませんか。
家族やパートナーが協力してくれるなら、ぜひ引き込みましょう。最初の10分だけでも良いと思います。クスクス笑ってしまってうまくいかなくても、少し意識を、そのわたしの命を育んでくれる食物に向けていきます。いつも一人で無言で食事してます、という方も、口に運ぶ食物そのものに集中することはあまり無いのではないでしょうか。


shimaB


やんばるで育った、本物の島バナナをいただきました。とても美味しい。
バナナが苦手な私ですが、島バナナは大好きです。



その食物たちを育てた人たち、運んだ人、それを調理した人(ご自分も含め)、そしてわたしのこころとからだを育んでくれる、食物そのものへの意識。
今、口に入れようとするその食物は、どんな色や形をして、舌に触る感覚はどんなものか。ドロドロになるまで咀嚼してみます。その食物のエネルギーが体に、そして心に取り込まれてくるのを感じますか?

無言でゆっくり咀嚼する食事中、お一人だったら、ご自身への、どなたか一緒に食事をしている人たちがいれば、その人たちへの何かの思いも湧いてくるかもしれません。
そして食事の後は、いつも感じている時間の感覚が変わっているのを感じるかもしれません。

音はなるべく小さく、テレビや音楽も消して。さあ、命をいただきます。






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