昨日「骨盤ヨーガ」のクラスにいらした生徒さんが、前回ウコンについて書いたブログ記事を読んでくださり、素敵なお話をしてくれました。彼女のお祖母さまは布巾ををウコンで染め、それで漆器などを包んでしまわれていたそうです。そのウコンで染めた布巾は他とは別物で、他にも虫やカビが付かないように大事なものを保管するのに使われました。いろいろな事を感じる方で、家の中には魔よけや薬草などがあちらこちらに吊るされていたそうです。自然の声を聴いてその中で生きている、とても素敵な人だったのは想像に難くありません。

沖縄はサーダカ、と呼ばれる「見える人、感じる人」が多いですが、そういった話を聞くと本当にそこら中に居るのだな~と思うのですが、私が聞くお話はおばぁさま達をはじめ、女性のことばかりです。沖縄の男性は比較的、霊感が強いわけではないんでしょうか。
ちなみにサンスクリット語でサーダカは、霊性修行者、求道者などの意味があります。


redCars


ある日の赤い車が2台、前回とは違うコンビネーション(笑)です。


さて、たまにはクラス内容のお話をしようと思います。「骨盤ヨーガ」のクラスは月曜日の14:30からと、金曜日の17:00の週2回です。ヨーガのアーサナ(ポーズ)は基本的には全て骨盤調整と云えますが、オキシャンティのクラスでは、骨盤のみに集中するのではなく、全身調整をしています。

まず最初に足の裏から太ももまで、ツボ押しや筋膜剥がしを含めて両足をじっくり触っていきます。片脚が終わるといつも両足の長さを比べてもらうのですが、随分違うのでみなさま楽しそうに驚かれます。
それが終わると、横隔膜をしっかり使った体幹を意識する呼吸練習をし、ヨガベルトを使って肩と肩甲骨周りを開いていきます。そうして全身をほぐしてから、いよいよ骨盤周りを集中的に動かします。

沖縄は車社会ですから、歩かない人が多い、加えて車内で無意識にお腹周りの筋肉を緩めて座っているために、骨盤が後ろに倒れている方も多いようです。
人間は木のように大地に根が生えて立っている生き物ではないので、体の土台は骨盤です。骨盤の歪みとは日常の体の使い方のくせからくるもので、骨盤調整は今までこう使っていた筋肉はこう使うんだよ~、といった脳の再教育です。クラスが終わるとみなさんとても気持ちがいいとおっしゃいますが、それは筋肉や関節に余計な負担がかからない、体本来の姿勢に近い状態に戻っているからです。それを繰り返してゆくことで体が変化し、心の状態も変わっていきます。

一度コアがしっかりと体を支えている安定した姿勢を体感すると、その心地よさはもう手放せません。楽だと思っていた以前の姿勢がいかに体に負担をかけていたのか、気づくことができるでしょう。





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