NYでかなり好きな食事どころのひとつ、Pure Food and Wine 。オーガニック・ローフードのレストランです。
アパートから歩いて7、8分のロケーションで、特別な日のディナーに出かけたり、少し贅沢なランチやスナックをゲットしにジュースバーへ通いました。
NYへ戻ると必ず一度は行くのですが、先週土曜日にその大好きなレストランのスーシェフである、ダニエル(Daniel Benhaim)氏のWSに参加しました。
最初に作ったのはメロンのお刺身と、ストロベリー(!)・ガスパッチョ。
カルパッチョ風に薄くスライスしたメロンを、削り落としたわさびと甘いメロンソースで食べる発想も新鮮ですが、ストロベリーのガスパッチョは凄いです!
これ、ガーリックが入ってます。しかも私のチームはレシピより多く入れました(私の隣に座った方もガーリック好き)。
イチゴとにんにく、今までこのコンビネーションが頭に浮かんだことはありません。
私も料理は何でもありという考えですが、この発想は創造的ですね。美味しいです。
ダニエル氏はスペインの元々のレシピはトマトが入っていないんだよ、と言っていました。それも初めて知りました。
メニューの多さと彩りに驚きでしたが、彼の人を楽しませ、喜ばせたいという人柄を語っていました。いつも自然からインスピレーションをもらうそうで、食材には花や葉っぱがたくさん使われています。印象的だったのは、その食材が生えている周りにある花や植物を見ること。一緒に育っているものを使うと、よく合うのだと言っていました。
今回このような素晴らしいWSが沖縄で開催されたのは、ダニエル氏がPure Food and Wineのレストランオープニングに向けて準備中のため、宮古島に住んでいるからなのです。沖縄のローフード食材を取り扱っているLLMP の芳子さんが宮古島へ行き、LLMPでのWS開催となりました。NYでよく通っていた美味しい食事を、移住してきた先の沖縄で学べる幸運と不思議さ。それに芳子さんもNYに住んでいた時期があるのです。
沖縄でNYに居た、という人によく会うのですが、何か土地がお互いに引き合うものがあるのでしょうか。ダニエル氏はマイアミ出身だというので、マイアミと沖縄のビーチってよく似ているよね、海の色とか、と言いましたら、ドラゴンフルーツやびわなどできる作物も同じだそうです。
NYと沖縄の不思議な縁を感じた土曜日でした。