一月ほど前に休暇を取って、京都から訪ねていてくれたHappyから京都便りが届きました。

OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-kyotoFood

生麩に錦市場の野菜、お漬物、にしんの甘露煮。京都の味がたくさん。嬉しいです。

さっそくお礼の電話をして久し振りに長いおしゃべり。ヨーガ合宿でお山に一緒に入った仲間です。合宿はある程度閉ざされた環境でタイトなスケジュールをこなし、睡魔や湧いてくる感情や想い、フィジカル面も含めて様々な葛藤と対峙してゆくのですが、その環境を共有した仲間とはその後、とても濃い関係を持つことになりました。生まれ育った環境、経験してきた事柄も違う。ですがヨーガという共通の言葉で繋がる仲間たちと過ごす時間の中で、人との繋がりを深く体験いたしました。

そんな同士のHappyですが、おしゃべりの中でご家族の朗報を話してくれました。しばらく妊娠するのに苦労されていたお姉さんに赤ちゃんができて、今4ヶ月なのだそうです。「良かったねーっ」と二人で声を上げた後、話題は不妊治療のことに。
産科と婦人科が一緒になっているのは良くない、女性であれば誰でも子供が産めるはず、という考えに基づいた不用意な言葉、などの話題の中でHappyがある絵本の事を話していました。
「赤ちゃんはお母さんを選んで生れてくる」という私も聞いたことがあるフレーズですが、そういう絵本があるそうです。確かに素敵な言葉ではありますが、不妊治療をしている人たちにはとても辛い言葉で、自分は選ばれないんだと感じてしまったりするようです。


OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-withHappy

Happyと行った南国植物園は蘭のフェスタ中でした。
お花の額縁で二人が好きなポーズ、ウッティタ・ハスタ・パーングシュターサナでパチリ。
今気がついたのですが、極寒の京都からやってきたHappyは練習着の上に軽いカーディガン着用。
沖縄3年目に入る私はニットにスカーフplus帽子。体感温度の不思議ですね、


そんなに個人的に取らなくても、という声も聞こえてきそうですが、感じ方は人それぞれですし、ましてや不妊治療はとても辛いと聞きます。私も自然妊娠できないので、事情を知らない人たちにそれゆえに出てくる言葉を受けたことが何度かあります。私の場合はあまり気にならず、一人は親しい間柄だったので彼のために、そういうケースもあるから気をつけた方がいいよ、と助言しました。

合宿中はお師匠から、安全な空間をつくるように、とお達しがあります。お互いにお互いを自分のことのように感じ考え、ヨーガ的な柔らの心で生活するので起こりうる衝突や揉め事も大きくなりません。ですが、それはあくまでも隔離された中でのある期間内でのこと。日常で摩擦を全て回避していくのはおそらくは不可能でしょう。それでもこうして時々立ち返り、いろいろな気づきに耳を澄ませて寄り添っていければいいなと思います。一方では美しく優しいことばが他方で間逆の意味にもなってしまう不条理。また自分を省みる時間となりました。Happy、ありがとう!



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