金曜夜パワー上級クラス常連のブンユウさんが、昨日素敵なお話をしてくれました。ここしばらくどうしても怒りが収まらないことがあり悶悶としていたそうです。引いては戻る制御不可能な怒りをもてあまし、どうにか静めようと走りにゆき、その日の夜に瞑想して眠った次の朝、起きると怒りが消えていて、そして今までまったく浮かばなかった考えがひらめいたのだそうです。そのひらめきとは自分の主張を相手にぶつける、というそれまで考えていた事とは反対で、相手のことを思いやる立場で自分の不満や心配を話す、という事でした。彼女はそれを実行し、少しづつ変化が現れているのだそうです。

今まではクラスでの瞑想中は半分寝ているような状態だったけれど(そうだったのですね)、瞑想ってこんなことが起こるのか、とその効果を実感したとおっしゃっていました。素敵ですね。

OkiShanti 沖縄、ヨーガ。-yomitanFlowers

沖縄の道端に咲いている小さな花々が好きです。

ヨーガはそれ自体が瞑想ですが、日常的な瞑想はこころと体にたくさんの良い効果を与えてくれます。眠る前に瞑想し、平和な気持ちで眠りについたのもとても良かったのではないでしょうか。潜在意識が全てを実現する、と言ったジョセフ・マーフィー牧師も就寝前に問題解決や願望成就をイメージし、平和に眠り、喜んで目覚めなさい、と書いています。カップルで喧嘩をした場合も、それを持ち越して眠るのはダメです、とも。

私は今ではとてつもない怒りを感じることはありませんが、以前一年以上、身も心もボロボロの状態だった時がありました。喉の奥がこわばり、鎖骨の中心から胸へ少し降りた辺りに拳骨のような塊がむくむくと立ち上がり、息が激しく上がって怒りと悲しみが肩と首から頭の方へ噴出してゆくような感覚。その状態が断続的ですが何ヶ月も続きました。何とか元気になりたいと、私はヨーガを含めて様々な解決法を探しました。ジョセフ・マーフィー氏の著書はそのひとつですが、どうしても許せない人たちを許す方法が書かれていて、それを私は実行しました。ご存知の方も多いと思いますが、その人たちの幸せを心から、愛情を込めて祈るというものです。その時成功したかといいますと、そうとは言えません。時間もかかったし、ほんとうに幸せを願えるようになったのは、ヨーガが教えてくれた手放す、という教えからでした。

心理学、自己治癒力、自己催眠、禅宗の本などを次々手に取り、毎日ヨガスタジオに朝昼晩と通っていましたが、一日に何度もクラスに参加しているのに最後の無空のポーズ、シャバーサナではいつも泣いていました。それもだんだんと涙や感情がこみ上げてくる頻度が減ってゆき、いろんなことに少しづつ元気にしていってもらったのだと思いますが、それを横で見ていた人がある日かけてくれた言葉も。

癒しは戦いなんだよ。あなたは今戦っているじゃない。

そうなのか、何となくほんわかしたイメージでオブラートされている日本での癒しという言葉。戦っている自覚はありませんでしたが、そのお言葉で自分を少し引いて見てみようとも思いました。

良くなりたい、何とかしたいと強く思う人は私は必ず変化があると思っています。今苦しんでいる方々、果てしなく続くと思われた道行きで私もいったいここから出られるのだろうか、と思いました。そして出てこられました。



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