蓮池の存続は...？

昨年11月のこと。

東南植物楽園 の種から発芽し、育ち始めたスタジオの蓮たちですが、大きい方の鉢が新芽を出さなくなり、しばらくして成長がとまりました。ううむ、最近日照時間が少ないからかなぁ、と思っていると、もう一鉢の方も枯れていく葉が増え出します。もの凄く心配なので、植物園に蓮の様子を観察がてら、お散歩に行きました。

昨年春先の植物園の蓮池

大きな蓮池は丸裸になっていて、広々とした池をアヒルの親子がスイスイ泳いでいました。池の中に作られたウッドパスを歩く私たちを池鯉が口をパクリと開きながら、ゾロゾロ追いかけてくる閑散さ。冬になると葉を刈るのは慣習で、2月になるとまた生えてくるのだそうなので（so as mine well）、ガランとした蓮池そのものはいいのですが、植物園で働く方からショックなお話しを聞いたのです。

40年以上の歴史がある東南植物楽園は昨年末で一時休園するそうです。オーナーからは購入先へは就業している人々も含めて全て現状を維持する、との条件で売ったとの説明だったようですが、話が滞っているのだそうです。台湾系の先代がアジアのあちらこちらから集めてきたエキゾチックな植物たちは本当によく手入れされていて、その種類も数も膨大です。あの植物達は、いったいどうなってしまうのでしょうか。この植物園はただのアトラクション以上、博物館としての価値があります。園内にいらっしゃる方々も知識が豊富で、植物のみならず、虫や鳥の質問にも答えてくださいました。このまま閉園となるのなら、とても残念です。

刈られた蓮池の隣に並んでいたゴージャスな睡蓮の鉢たちです。

また開園できますよう、心からお祈りします。

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