今日は新月。アシュタンガの練習はできないので、昨日の朝,、久しぶりにIngridのクラスに行ってきました。

彼女は週3回、嘉手納ゲート1向かいのFitness and Martial Arts Studios でアシュタンガのプライマリーシリーズのインストラクターをしています。私が沖縄に来てヨーガスタジオを探していた時、ご近所のちゃんぷるー市場の近くに見つけました。アメリカ人がオーナーのこのスタジオは空手や太極拳、嘉手納に移る前のもっと広いスタジオでは、パワーヨガや柔道などのクラスもありました。

アシュタンガでは、満月と新月の日をムーンデイとして、練習をお休みします。満月の日は怪我をしやすいから、とよく言われるのですが、他にムーンデイにアーサナの練習をしないスクールは、ないのではないでしょうか。アシュタンガを練習していくと特に自然のサイクルに敏感になり、自然と調和した生き方が本来の在り方と考えるので、ムーンデイを大事にするのだと思います。

月の満ち欠け「朔望」は、70%が水分でできている私たち人間はもちろん、地球の水の性質を持つものすべての生き物たちに影響を与えています。満月は月が地球を挟んで太陽と反対の位置に、新月は太陽と並ぶ時に起こる現象ですね。

地球は月と太陽、両方の引力を受けとり、その位置関係がつくるエネルギーの波は、呼吸の広がりと縮まりのようだと、アシュタンガの有名な先生ティム・ミラー氏はおっしゃいます。満月のエネルギーは息を吸いきった時、プラーナ(生命エネルギー)が最も満ちている状態と同じで、上へ引き上げられる拡散のエネルギー。私たちは活発になり、また感情的にも、落ち着きがなくなったりもします。新月のエネルギーは、息を吐ききった時、排泄を促すエネルギーが最も強い状態。引き下げる力なので、生き物は落ち着きを増して静かになるようです。熱をつくっていくアシュタンガの練習は満月の日よりも増して、するべきではない、という事なのですね。

土に強く返るエネルギーを感じて、今夜はゆっくりと、お好きな本でも開きましょう。お好きなワインと。

ナマステ。




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