【絵画展】安野光雅展 | 野球と映画、ときどき…

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安野光雅展(あべのハルカス美術館)

「旅の絵本」シリーズや「ふしぎなえ」

文章のない絵本(絵)でお馴染みの

絵本作家・安野光雅さんの絵画展に行ってきました。

 

子供たちが幼い頃(1995年から2005年あたり)

よく読んだ(見た)「旅の絵本」シリーズ。

各ページで馬に乗った三角帽の旅人を探します。

各ページに色んな仕掛けがあって

例えば北欧ならアンデルセンの童話を

もじった登場人物が隠れていたり

世界各地のお祭りや結婚式も描かれています。

 

デンマークやイタリアの

赤い(オレンジ)の屋根の街並みが

美しくて映画で見たような風景です。

フランスからスペインなど

本当に絵本で世界旅行した気分になります。

 

「旅の絵本」シリーズは

全部で10冊あるようです。

ただ、私はアメリカ版や日本版が

あったのを知りませんでした。

今回、絵画展の最後に絵本を

読めるスペースがあったので

そこで20年ぶりくらいに

旅の絵本のページをめくりました。

「あ!いた」なんて

思わず声も出るくらい

あっという間に絵本の世界に引き込まれました。

 

原画を見ると絵本で見るより

繊細なタッチで計算された構図と

上品な色使い。

日本のダビンチのような

科学的な背景と思考も感じました。

 

今回、初めて知ったのは安野光雅さんが

作家・井上ひさしと懇意で

劇団こまつ座のポスターや

井上ひさしさんの本の装丁を

数多く手掛けています。

あのベストセラー「吉里吉里人」

表紙も安野光雅さんでした。

友人からもらった本で

今でも大切にしています。

そういえば、あの屋根の瓦の感じ

確かに安野光雅さんのタッチです。

なんで私、今まで気づかなかったんだろう…

 

絵画展は11月12日まで大阪天王寺の

あべのハルカス美術館で開催されています。

地上16階から見る大阪の景色も圧巻ですよ。