新守護神候補誕生とコミュニケーション不足 | 野球と映画、ときどき…

野球と映画、ときどき…

野球中心にスポーツ観戦が大好きです

ただ、映画鑑賞は私のライフワーク

吹奏楽、美術鑑賞、舞台鑑賞そして猫

好奇心のおもむくまま「おきらく」に

生活を楽しむをモットーにしています

昨夜のE-1男子、サッカーサッカーボール東アジア選手権ですか。

北朝鮮戦北朝鮮です。

率直な感想から言うとガッカリしましたがっかり

あれだけ引いて守られて

攻撃の工夫もないんかい!

と、サッカーミーハー代表でも

怒りがこみ上げましたよムカムカ

 

先ほど映画の帰りにカフェコーヒーによって

スポーツ新聞各紙をチェック。

全紙が昨日の試合を「辛勝」と書いていました。

アディショナルタイムの井出口のゴールが

なかったらドローだったんですよ。

GK中村航輔のファインセーブがなかったら

負けていたかもしれないんですよ。

 

前回の東アジア選手権から

6人の新メンバーが選ばれたように

今回もJリーグMVPの小林悠やDF室谷などが

活躍して侍のメンバーになってくれないかね

と期待しながら見ていたけど

全くいいとこナシバツレッド

 

特に私は室谷に一番期待していて

現メンバーではサイドバックとして

左に長友、右に酒井宏樹

控えに酒井高徳がいて

そのメンバーの次の世代を担うのが

室谷だと思っているんですね。

でも、昨日の試合だけ見てたらまだまだ

実力はJリーグ以上A代表未満

思われてもしかたない状況です。

 

「ふがいない」試合を見せられた感はありますが

その中で唯一、存在感を見せつけてくれたのが

GKの中村航輔選手、22歳。

昨日がA代表デビュー戦でした。

スポーツ報知とデイリースポーツからの情報ですが

中村選手はJリーグ屈指の将棋通だそうです。

かなりの腕前でGKに求められる冷静さと判断力を

養うためにも将棋が一役買っているそうです。

昨夜の試合でも前半1回後半2回ほどヤバイシーンがあって

あ~こりゃヤバイ!と私も叫んだシーンがありましたが。

よく飛びついたり身体反ったりで素晴らしい反応を見せました。

本当に昨夜の勝利は井出口のゴール以上に

中村選手のファインセーブを称えて欲しいですよ拍手

私は彼があと2試合、完封してくれたらA代表入り

いや一気に新守護神候補になると思っています。

 

試合の講評で印象深かったのは

サンケイスポーツ 本田泰人さん

A代表とは思えないひどい内容

川崎勢は代表になじんでいない

代表クラスなら数日の合宿の

チームメイトのプレーを理解しないと

と語っています。

私がリーグ以上、代表未満と感じた原因は

そこらへんですかね。

 

そして私のサッカーの師匠ともいうべき

スポニチ金子達人さんは次のタイトルで

昨夜の試合を厳しく分析しています。

 

日本のサッカーは80年代に戻ってしまったのか

 

80年代は日本代表が「強豪相手に善戦すれば評価してくれた時代」です。
昨夜の試合を「お粗末な試合」と切り捨て
「今の日本代表とフロンターレなら、どっちが強い?」
という屈辱的な質問までしています。
野球なら「中日と大阪桐蔭とどっちが強い?」くらいの質問ですかね。
 
先述の本田泰人さんも語っていましたが
フロンターレのような細かいパスをつなぐサッカーをするなら
選手がそういう認識を共有して戦えばよかったと思います。
ここはハリルさんの戦術というか
指示が上手く伝わってなかったんですかね。
これをハリルホジッチ監督は日本の弱点として
コミュニケーション能力の不足と語ったそうです。
さらに金子さんはもう一歩踏み込んで
日本が力を発揮するのは
細かい約束事を課した
ザッケローニさんやアギーレさんのような
オートマチックなサッカーだとも。
 
確かに昨夜の三男世代(20代前半)たちは金子さんの言う通り
自販機、コンビニ、SNSがあり、トラブルも少ない世代です。
「引きこもり」ほどでなくとも社会と寸断されても
1週間くらいなら平気で生活できるでしょう。
トラブルは暴力を伴ったらいけませんが
クレーム対応も逆に今後の糧となる部分もあり
トラブルが必ずしもいけないものとは言えないと思います。
勉強と自分の意志については正しく理解、伝達できるまで
自分勝手と思われても、こだわっていくべきだと思います。
スポーツの世界、特にチームプレイは
そういうことを学ぶ場ではないでしょうか?
 
「以心伝心」とか「察する」ことが
美徳と思われる日本人ですが
世界と伍して戦ったり
外交という交渉の場に出るときは
トラブルや失敗を恐れず
コミュニケーションをとらねばなりません。
金子さんのコラムはサッカーを通して
現代の若者たちの人との関わり方に
警鐘を鳴らしてくれたように
私には思えてなりません。