忘れかけていたもの~「ROOKIES」から | 野球と映画、ときどき…

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今日、午前中は美容室美容室へ行って午後からは自宅でゆっくりしておりました。


何冊か読みかけの本があって、それらを一気に片付けようかと思っていたら


TVで「ROOKIES」の再放送がありました。


私は「ROOKIES」をリアルタイムで全部を見ておりません。


自治会の役員会や、なんやかやで土曜の夜も忙しくて


時間があるときは見ていたものの


中には見逃した回もあると思います。




今日から4日間かけて再放送するみたいなので


もう一度見直してみようと思いました。




映画でも小説でも同じなんですけど


一つの作品を何回味わってもその都度少しずつ感想が違います。


今回、改めてみると


安仁屋の切ない表情とか


川藤のバカがつくぐらい純粋で一途なところに


より胸が熱くなりましたね。




スポーツドラマは経験者を起用しリアルさを出すか


芸達者な役者を起用しドラマ性を強調するか


「ROOKIES」は後者の方のドラマでした。




川藤の「生徒の夢を応援したい」という思いがどこから生まれたのか。


川藤のお父さんが不良を集めて彼らに空手を指導して


「夢の大切さ」を説いていたそうです。


それが原因で自身が学校でいじめられもし親を憎んでいたけど


そのお父さんが亡くなったとき不良達が声を上げて泣き


彼らがお父さんの言っていた「夢を持つ」ことを実践していたことに感動したようです。


そして川藤自身も「夢を応援する」ことを実現するために


教師の道を選んだというのが、ごく自然に受け入れられました。




小人閑居して不善をなす


徳の至らない人は暇をもてあまし悪いことをするが


目的を持って頑張っている人は悪いことをしている暇はない


という意味です。


「だから夢を持つことは大事なんだ」


熱く叫んだ川藤の言葉にハッと胸をつかれました。




私の夢はなんだろう。



映画「花より男子」でも同じようなセリフがあって


主人公の牧野つくしが道明寺との結婚を迷っているときに


つぶやくんです。


結局、自分の夢だけだと結婚は長続きしないけど


パートナーを幸せにしたいという気持ちがあれば


大丈夫だと自信を取り戻し2人は結ばれます。




私も個人的には、できれば将来小さな映画館の女館主になりたいなとか


映画ブログを細々とでも続けて自信ができれば


いつか映画評論を生業にしたいという夢があります。




しかし、今の私の夢は子供たちが健康で夢を実現するのを物心ともに応援すること。


しっかり食べさせて身体を作る。


洗濯をしてユニフォームを準備してやる。


グラブや野球用品を買うためにしっかり稼ぐ。


何より安心して身体を休めリラックスできる家庭環境をつくる。




言うは易し、行なうは難し。


しかし川藤のあまりの直球に、迷ってはいけないと確信しました。


私が常日頃言っているように


子育ての最終目標は


自分で考え自分で行動できる自立した大人になることだと思っています。


過保護、過干渉にならぬよう自分も世間(保護者会)にも注意しつつ


子供たちを信じて見守ってやることだと思います。




川藤の信頼に応えて心を開いていくメンバーの姿が感動的でした。


どんな状況になろうと、彼らの盾になり守っていくという


川藤の熱い思いが彼らの心を動かしたんですね。


子育ても同じですね。


とことん子供たちを信じてやらないといけません。


親バカといわれようが最後まで親が、我が子の盾となり守ってやらねば。


大人になった時に子供達にその思いが伝われば十分です。


それは次世代に脈々として受け継がれていくものだと思います。