父からの贈り物 | 野球と映画、ときどき…

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5年の闘病の末、実父がなくなったのは先週のことでした。


学級閉鎖の為たまたま自宅に居た三男と


「父危篤」の連絡を受け慌てて自宅を出ましたが


病院へ向かう道中で「父死亡」の連絡を受けました。




病院で対面した父の顔は穏やかでした。




お通夜や葬儀、その後の事務手続きで数日間は忙しかったのですが


今日でほぼ全ての手続きが完了しました。


それにしても死亡後の事務処理がこんなに煩雑だとは・・・


役所がバラバラで「年金」「公共料金」「高額医療費請求」など


妹と手分けしても2~3日かかりましたよ。


ネット社会なんだからもっと簡単に手続き、できないものですかね。


精神的にも身体的にもキツイです。




父は一言でいうと「愛情深い人」でした。


道で倒れていた瀕死のセキセイインコを胸に抱いて連れ帰り


息を吹き返したら名前をつけて、そのまま家で飼うほど優しい人でした。


孫達(私の息子達)にも優しくて、動物園や海や山など


長期休暇にはいろんな所へ遊びに連れて行ってもらいました。


子供達が「おじいちゃんには、楽しかった思い出しかない。」と言ってくれたのが何よりです。




私が社会人になってから、父の仕事がどれだけ大変かがよくわかりました。


母親がワガママで私も含め家族全員が振り回されっ放しで


家庭的には不運というか辛かったと思いますが


「忍耐」や「責任」を果たすことの意味を身を持って教えてくれました。




世間の人は父を「真面目」とか「働き者」と評してくれますが


やはりその根底は「愛情深さ」にあると思っています。


私が父からもらった言葉で忘れられないのが次の言葉です。


「子供は可愛がってやれよ」




私は決して親孝行な娘ではなかったけれど


父親からもらった無償の多大な愛情を


今度は私が息子達に注いでやるつもりです。


私がこの世を去るときに父と同様に


愛情深い人だったと送ってもらえたら本望です。