絶体絶命 | 野球と映画、ときどき…

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今日、ジャイアンツに負けたら今季タイガースの自力Vが消滅するそうです。


絶体絶命です。


仕事で忙しいのが幸い


ブログでタイガースの話題に触れずに済むと内心喜んでいましたが・・・


タイガースファンとして、この危機的状況の分析を避けてとおるわけにはいきません。


はがゆいし悔しいですが私の今の心境を書いておきます。




今日は大阪大会開会式終了後、喫茶店でスポーツ紙全紙を読破。


どの新聞も真弓監督の采配を批判しています。


タイガース応援新聞デイリーだけはややトーンダウンしていますが


サンスポなど一面に


「真弓へたくそ


って、アンデスメロンめろん一玉くらいの大きな字で書いて・・・


いくら視力が0.1目だって遠くから読めます、目立ちます。


キツいなあせるサンスポ。



サンスポは一面に野球評論家の緊急座談会の内容を掲載しています。


「勝てそうな試合を勝てない」「勝たなければいけない試合を落とす」


これが各スポーツ紙の共通した認識でしょう。


デイリーのコラム「岡田の法則」でも指摘していた昨日の試合。


4回同点なお一死満塁で9番岩田の場面。


ここで早いとはいえ代打を送って勝ち越しを狙うべきだったということです。


これをサンスポの江本さんは真弓監督に個人成績(岩田の初勝利)より


チームで勝ちに行く姿勢を見せて欲しかったと言っています。


ベンチに「おっ!」と思わせてチームの闘志に火をつけるには144試合の真ん中


72試合目の昨日の試合はちょうどいいタイミングだったのにとも言っています。


江本さんは監督の代打を送るポーズにも


抑揚がなく盛り上がる動きがないと注文をつけていて


せめてお尻をポンとたたくなり、肩をたたくなど


「頼むぞ」という意気込みを見せて欲しいと評しています。


まぁそこは真弓監督の性格もあってオーバーアクションは難しいでしょう。




岡田元監督とサンスポが共通してあげている昨日の采配のミスは


やはり4回の攻撃の拙さと8回一死一塁バッター狩野の場面です。


岡田元監督は4回の場面を論理的に分析していています。


ゴンザレスの好調ぶり


岩田の初勝利よりチームの勝利優先の必要性


首位巨人とはガップリ四つに組んだ試合で勝てないのだから


常識に反するくらいの策をとっても


チャンスで一気に勝ち越すつもりで戦わなければいけない。


なんか分かりやすいよなぁ。




真弓監督への叱責ばかりが目立つ記事の中で


デイリーだけは目線が優しいというか前向きドキドキ


江夏豊さんのコラム野球道のタイトルは「今の巨人は本当に強い!!」


「阪神が弱い」でないだけ優しいはーと


10回裏の金本選手の空振り三振に4番打者としての清々しい思いを感じ


四球を選ばず積極的打ちに行っているブラゼル選手に結果は出なかったが


助っ人としての意味や自分のスイングをしていることは評価しています。


一方、投手目線で岩田投手の交代のポイントが遅れたことを独自の視点で解説しています。


ほとんどの人は4回のチャンスで代打を出さなかった交代時期の遅れを批判していますが


江夏さんは6回2死でゴンザレスに四球を与えた場面でのベンチの動きを批判しています。


四球の内容からして球が上ずっていたのは明白でその原因は「握力の低下」にある。


野手出身の真弓監督は分からなくても、久保投手コーチなら分かるはず。


マウンドで本人の意思確認をしても頑張り屋の岩田の性格を読み取り


ベンチが冷静な判断をすべきだろうというのが江夏さんの意見です。



江夏さん、どうかタイガースのピッチングコーチになって!!




逆に延長11回裏、一死1・3塁タイガースのチャンスで


マウンドの越智のところへ直接激励にいった原監督。


ピンチを気迫でしのいだ越智を褒めるべきか


タイミングを読み取り投手を信頼した原監督を褒めるべきか


いづれにいてもこれが、勢いのあるチームと無いチームの差ですね。




コラム「トラ番25時」で重松記者は昨年の7月10日のことを追想しています。


首位タイガースに13ゲーム差をつけられ自力優勝が消えていたジャイアンツ。


8-3の5点差の最終回


大量リードの試合にも関わらず守護神クルーンをマウンドに送った原監督。


「うち本来の形で勝つことが大事」と異例の采配で勝利しました。


たった一つの白星でペナントの流れは変わりました。


チームの持てる力を全て出して宿敵を打ち破り、その後の戦いに勢いがつきました。


あれから一年。


昨年と逆の立場で、なんとか一筋の光明を見出そうとするタイガース。


はっきり言って今年のタイガースは昨年のジャイアンツとは違う。


真弓監督の意識が変わらなければ、いくら選手に自覚を求めても無理です。


ミスが多いと嘆いていますが、敗戦続きで精神的な衰弱が


プレーの集中力をそいでいるのかもしれません。


プロでそれが、言い訳にはならないのは重々承知していますが


真弓監督の後手に回る采配や自身の頑固さが招いている事態ではないでしょうか。


コーチは助言しているのでしょうか?


和田コーチが代打の準備をさせても


久保コーチがブルペンで投手に登板準備させても


聞き入れられないのはなぜでしょう。


フロントは気づいているのでしょうか?


今がファンの気持ちが離れる絶体絶命の時期でもあることを。