悲しみを乗り越える夏 | 野球と映画、ときどき…

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皆さん、昨日のニュースで


大分県の柳ヶ浦高校野球部の悲しい事故はもうご存知だと思います。


亡くなった奈良県出身の吉川君、高校2年生だそうですが16歳。


次男と1歳違いです。


甲子園に行きたかっただろうな。


甲子園に行くために親元を離れて大分まで行ったんだろうな。


若くして逝ってしまった本人の無念さもさることながら


逆縁で子供に先立たれた親の悲しみを察するに


同じ野球少年の母として胸が痛いです。


昨日、ニュースをみて私も涙が止まりませんでした。


ご遺族の方々に心よりお悔やみを申し上げます。


そして吉川君のご冥福を心より祈ります。




次男も最寄り駅まで自転車自転車、その後電車電車にのって


グランドまではさらにバスバスに乗って向かいます。


同じ高校でも予算があるクラブ、OBの力のあるクラブは部独自の送迎バスがあり


移動が楽でいいなと思っていました。


都市部ではグランドの面積も狭く


活動場所も学校外(市外)まで移動することが多いです。


移動手段の安全性さらには責任問題を考えると


たかが好きなスポーツをするだけなのに、金銭的にも精神的にも疲れます。


病気、事故。


予想のつかない突発的な事態を通常でも受け入れがたいのに


親元を離れ強い意志で努力している若者の命を奪うなんて


なんて非常な運命。


事故を起こした副部長の不注意(スピードの出しすぎ)では済まされない事故です。


野球もそうですが、指導者や学校責任者にもっと「責任」の重さを知って欲しいです。




ケガをおった選手、レギュラー選手、多感な高校生の精神的な動揺も心配です。


ケガをおった選手は肉体的にも精神的にも辛いと思います。


保護者や教師、カウンセラー、友人など


できるかぎり周囲があらゆる面で彼らをサポートしてあげて欲しい。


レギュラー達は2年3ヶ月頑張ってきた成果を


意識して硬くならずにグランドで思う存分発揮してもらいたい。


試合は弔い合戦ではない。


亡くなった吉川君の為でなく


母校の誇りやチームメイト、自分自身の為に全力でプレーして欲しい。


それを吉川君もご遺族も願っていると思います。


レギュラー達に責任は無いし、変なプレッシャーも与えてはいけない。


選手がグランドで野球だけに一球だけに集中できる環境を


普段どおり練習で培った力をそのまま発揮できるような状況を


柳ヶ浦学校関係者と高野連は協力して作ってあげて欲しい。


高3生最後の夏を「残念な夏にしないで


「チーム全員で悲しみを乗り越えた夏」にして欲しいと思っています。