コロナ禍前のお話を。
某協会にて講師をしてます。
コロナですっかり止まっちゃったけど。対面メインですからね。さてさて、「キッズ作文トレーナー養成講座」ってやつです。
子供に作文を書くことを楽しむ!なんてこと言ってますが、
根底には、「作文を使って、自分の意見を伝える」ってことです。
でもですね、私もですけど、参加者の皆さんは何より、
「作文を書かせたい」「なんなら、褒められるものを」って大人目線のエゴなんですけど、
これの講座を受けたら自分の子供も作文書けるようになるかも!と意気揚々でした。
そもそも、作文の書き方なんて学校ではしっかり教えてないし、
読書感想文なんて、指定図書って好きでもない本読んで、
しかも、担任が感想読んで、丸つけするって、なんの罰ゲームよ。
子ども時代は本の最後にある後書きをそれっぽく書いて
読書感想文として提出していた、私でも、今でもやっぱり嫌だよ。
思っていること、感じていることにダメ出しされたりしたら、
本当、凹む。
大人になっても、やっぱりイヤだわ。:(;゙゚'ω゚'):
(でも、夫婦だとついついダメ出しの仕合、、、
ま、今はこれは横に置いといて)
何よりも必要なのは伝えたい気持ちを肯定すること。
これを1日の講座で何度も言う。
きっと、そんなこと本で読んだり、
ネットで見たり、なんなら聞いたこともあるし!って真面目な親は思う。私がそうだったから。
この時間はそのインプットしたものを時間をかけて、アウトプットのきっかけとしての作業があるのがいいんだと、思う。
今までのことを、もう一度確かめて、
自分のものにできる最高にいいキッカケ。
自分で実際短文でも作文を書いたり、
同席の受講者同士、ワークをしたり。
大人も自分の意見を受け入れてほしいんですよね。
それは、変わらない。
違う意見を聞く機会。家族以外で意外となかったりする。聞き慣れていないから、反射的に拒否してしまう。
何より、自分はこれで良いのか、軸も思っている以上にないんだけどね。実体感。
「伝えたい」は「知ってほしい」。
それだけだと思う。
だから、知ってほしいという気持ちに、うん、そうだね、と言えるように。
親だからとか関係なく、受け取れる器にしておく。その器に投げて、受け取ってもらえるようになったら、実はもっと気持ちを伝えることが子どもも親である自分自身もできるんじゃないかなって、
5年前からの講座を開講していたことを振り返ると実はシンプルなんだなって、思えるようになったから、良かったな。
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