目覚めない夫 | 最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

最愛の夫は天国在住。 45歳で未亡人&ひとり親になった私と子供達のリアルライフ

夫は47歳の若さでくも膜下出血を発症し天国へ旅立ちました。
突然未亡人&ひとり親になった私。
闘病生活と配偶者を天国へ見送った経験や学び、手続き等そして子供達と繰り広げる濃くリアルな日々や今後の自分の人生を綴っていきます。

こんにちは、ひろです。

↑この記事から夫が倒れた日のことから

読むことができます。


ICUでの入院&闘病生活が始まりました。


私達はと言うと…


お見舞いにも行けず自宅でひたすら

待つのみというか日常生活です。


子供達は学校へ。


いつ主治医の先生から連絡があるか

分からないので私は仕事どころではなく。


しばらくお休みを頂きました。


が、家にいたらろくなこと考えません。


最悪なことしか思い浮かばず

その都度悲しみに暮れていました。

くも膜下出血は術後二週間が山場。


こんな説明を受けました。


手術がうまくいっても安心はできず

この二週間で急変する可能性があること。


脳内の血管が細くなるので脳梗塞を

起こしやすくなるのだそう。


そこを乗り越えたら少し安心できるそう。


この二週間を夫が乗り切れるかどうかも

心配ですが、それよりも私は


鎮静を解き、意識を覚醒させた時に

夫が目を覚ますかどうか。


こっちが気になって仕方ありませんでした。


脳梗塞を起こす以前に意識が回復しなきゃ

意味ないです。


主治医の先生からは術後2日目に薬を

いったん切って意識の回復具合をみると

言われていました。


ここで目覚めてくれたらとりあえず

オッケー。


祈るような二日間でした。


そして覚醒にチャレンジする日。


先生からの連絡をひたすら待ちました。


どうか目覚めてほしい。


そしてお昼過ぎに電話が鳴りました。


先生の声の様子から


覚醒してないんだな…


と察知しました。


私の予想通り、夫は覚醒することは

ありませんでした。


そして再び鎮静剤を投与され

眠る日々となりました。


僅かな期待が崩れ落ちた瞬間。


これからどうなっていくんだろう。


まさか私達このまま離れ離れになって

しまうのだろうか。


夫と再び言葉を交わすことはできない

のか。


そんなことを考えたら…


涙を通り越して何も考えられなくなり


暗闇に突き落とされた感覚になりました。


子供達にも伝えました。


息子は…


泣いていました。


床に物を投げていました。


普段そんなことするような子では

ないけれど、もうたまらなかったんだと

思います。


夫が目覚めない。


この状態がしばらく続きました。


そして。


事態が大きく変わる出来事が起きました。