3日目(3月5日)

サンゴの日

 

この旅、最大のイベント。

石垣島離島めぐり。

『西表島』~『由布島』~『竹富島』を周遊するコースです。

 

朝、8時頃『ユーグレナ石垣島離島ターミナル』到着。

「平田観光」窓口でツアー手続きを行い、8:30の出発を待ちます。

朝の天気予報では最高気温27度。

さすが亜熱帯地域です。

 

乗船口では『具志堅用高』さんの像が歓迎。

沖縄県ご出身ということは知っていましたが

石垣島だったんですね。

「BEGIN」さんや「夏川りみ」さんも石垣島ご出身とのこと。

小さな島からたくさんの著名人。

島のエネルギーが感じられます。

 

 

やがて、『ぱいじま』が入港。

この日、3回離島間移動しましたが

すべて、この『ぱいじま』におせわになりました。

『ぱいじま』は「南島」とのことらしいです。

「南ぬ島(ぱいぬしま)石垣空港」に通じるところがあります。

 

やがて『西表島(いりおもてじま)』に到着

 

2021年7月26日、世界自然遺産登録。

西表島は沖縄県八重山郡竹富町に属しています。

町役場はお隣の石垣市にあるという珍しい行政形態とのことです。

沖縄県では沖縄本島に次ぐ2番目の大きさ。

島の面積の90%が亜熱帯の原生林に覆われていて、

イリオモテヤマネコをはじめ

カンムリワシ、セマルハコガメなど

珍しい生物も数多く生息している。(下略)

 

<”ブルーガイドてくてく歩き21石垣・竹富・西表島”より引用>

 

っで、次の行程は「仲間川マングローブクルーズ」。

マングローブとは、特定の木を指すのではなく

亜熱帯や熱帯地域の汽水域で生息する木の総称とのことです。

マングローブを有する川としては国内最大といわれている仲間川。

ゆったりと蛇行する川の流域には、オヒルギやヤエヤマヒルギのほかに、

西表島でも東部地域でしかほとんど見ることができないマヤブシキが

自生している(下略)

 

<”ブルーガイドてくてく歩き21石垣・竹富・西表島”より引用>

 

20年ほど前、瞬間最大風速70m程度という台風があり

相当の被害を受けたと説明されていました。

想像するだけでゾッとします。

ネットで調べてみると

2006.09.16、台風13号という記録がヒット。

 

(上略)この台風は、強い勢力を保ったまま、沖縄地方を通過し、

九州地方に接近・上陸したため、沖縄地方から九州地方にかけて暴風となり、

最大瞬間風速が16日に沖縄県竹富町西表島(イリオモテジマ)で北東の風69.9m/s、

最大風速が17日に長崎県長崎市野母崎(ノモザキ)で南東の風46m/sとなるなど

観測史上1位を更新した所があった。(下略)

 

<気象庁HPより引用>

 

途中、パイナップルのような実も見かけました。

名前を紹介されていましたが覚えていません。

ただ、苦くて食べられないとのことでした。

 

一時間ほどのクルーズは瞬く間に終了。

続いてバス移動です。

美原(西表島)『由布水牛車乗り場』

ここから『水牛車』に乗り換えて『由布島』に移動します。

 

由布島』は”ゆぶじま”と読みます。

由布島には多くの人が暮らしていた時代があったそうですが

昭和44年の「エルシー台風」で大きな被害を被り、島全域が水没。

殆どの人が島から移動。

ただ、一老夫婦だけが残り手作りの「楽園」を築き、

今に至っているとのことです。

 

ここから『水牛車』にのっておよそ400m先の『由布島』を目指します。

由布島は周囲2kmの小さな島で、

現在は「亜熱帯植物楽園 由布島」という

アミューズメント島として人気を博している。(下略)

 

<”地球の歩き方 島旅20 石垣島”より引用>

 

下は往路でお世話になった「水牛車」

当然、一頭一頭名前があり、紹介いただきましたが覚えておりません。

この便は、操牛氏さん(?)を含め17人が乗車。

車重を含めると優に1トンは超えるとか。

ご苦労様です。

 

島では手作り感、満々の「水牛」くんが歓迎

この島にある「レストラン&ショップ”水牛商店”」で

昼食を頂いたのち島内を散策。

 

島内には、旧校門跡もあり

「かつては賑やかな島のこどもの声も響いていたんだ」と

一人頷く私でした。

 

下は「ブーゲンビレアガーデン

ブーゲンビレアは「熱帯各地で親しまれているつる性の熱帯花木」だそうです。

ガーデンには30種類前後の

色とりどりのブーゲンビレアの花が

咲き乱れています。

 

<「はなふる楽園 由布島」パンフレットより>

 

そして、私の気持ちが最もはしゃいだのは「マングローブ遊歩道」。

浜に下りてみました。

この旅で最も気が合った植物です。

台風にも負けず、根付く生命力。

尊敬に値します。

 

 

他にも「マンタの浜」からの眺望など色々寛げる場所があります。

 

やがて出発時刻が近づき「待合所」に移動。

そんな中、下のよ一な場面に遭遇。

交代要員(要牛)でしょうか。

だいぶ、嫌がっているように見えます。

牛歩戦術?・・・。

 

そして、復路にお世話になった水牛車。

10台ほどで集団移動しますが、どうもマイペースな子のようで

最後尾を維持しつつ、車間が開きます。

最前の「水牛車」とは5分以上遅れて到着したんじゃないかと。

水牛のみなさん、それぞれ個性がありそうです。

この水牛くんは特に「働きたくない」んだとか。

水牛くんの気持ちわかります。

 

潮位が高い時には

水牛くんは頭だけを水面から出して労働。

水は、車両の中(矢印のあたり)まで入ってくることもあるとのことです。

この棒板は水位が高い時、

お客さんに足を載せてもらうためのものだとか。

水牛くんも乗客も大変です。

 

楽しくスローな時間も過ぎ

次は、この「沖縄旅行」最後の目的地『竹富島』です。

大原港より再び「ぱいじま」で「竹富港」に移動。

 

到着後、すぐグラスボートに乗り換え海中探索。

およそ30分。

竹富港周辺の海底を鑑賞します。

船長が窓を開け、エサを投げると

天然ものの魚が一斉に駆け寄ってきます。

 

4時前、竹富港に帰港。

竹富港から石垣島への最終便は17:50。(平田観光指定便)

1本前の17:00発の船で、石垣港に向かうことにし

一時間弱、島内を散策しました。

竹富郵便局をランドマークとし島中心部へテクテク10分弱。

右折し『なごみの塔』を目指します。

 

途中白い道路に石垣の塀。

赤い屋根にはところどころでシーサーも見かけます。

『白い道』

聞くところによりますと道路の白い粒は

サンゴの欠片。

暗い夜でも、蛇(ハブ)を見つけやすくするため

わざわざ撒いて整備しているとのことです。

 

下は、『なごみの塔』

赤山公園の丘の上に建つ展望台。

もともと、ここに上がってメガホンで連絡事項を

集落の人々に知らせるための塔だった。

てっぺんの高さは24mあり、島の最高地点。

老朽化のため、残念ながら上に登ることはできないが、

塔の下からでも赤屋根の集落を見おろせるスポット。

 

<”ブルーガイドてくてく歩き21石垣・竹富・西表島”より引用>

 

『なごみの塔』に登ることはできませんでしたが

すぐ近くに緊急時の避難場所ともなっている『あかやま展望台』があり

100円で入場できました。

 

そこからの景色が下。

 

赤屋根の集落を眺望できます。

よく見る風景です。

 

ややバタバタ感もありますが、17:00発の船に乗るため早めに退散。

残念ながら、ほのかに期待していた『水牛車』を見かけることはできませんでした。

 

15分ほど前に『竹富港』に到着。

 

この日3度目の「ぱいじま」で石垣島へ移動。

 

ホテル近くの居酒屋で『島料理』を頂き

8:00からのホテル三線ライブへ。

踊りにも参加。

”てーげ”に手をあげフリフリ、楽しいひと時を過ごしました。

 

翌日は、いよいよ最終日。

体力的に疲労がたまってきた感もありましたが。

何か寂しさも・・・。

 

楽しく充実した一日でした。