先日、香川県多度津の港地区を散策しました。

現在、多度津港からは高見島~佐柳島方面への定期船などが運行され

瀬戸内芸術祭の時などはかなり賑わいます。

下は「新なぎさ2」です。

 

そんな『多度津港』には思い出があります。

40年以上前にもなっちゃいますが中学校の修学旅行の際

『鞆・多度津フェリー』を利用しました。

その時は、なぜか鞆の浦は訪問せず、

そのままバスで広島平和公園に移動したように記憶しています。

 

また30年ほど前、仕事の帰路『福山・多度津フェリー』に乗船。

この時は多度津駅まで昭和的な木造民家の軒下を歩いたような・・・。

 

そんな場所を尋ねました。

到着するなり、漁船用浮桟橋の上から「旧発着場」らしき建造物を見つけました。

下がそれです。

浮桟橋の直ぐ前の鮮魚加工店の方に

念のため尋ねたところ、それはアリーナの施設で

旧発着場はもっと奥だと教えていただき移動しました。

ありがとうございました。

 

そして改めて見つけたのが下。

高潮対策のためか、周囲には1m程度の堤防が築かれていましたが

はっきりと面影が漂います。

遠くから見る限りでは、今でも動きそうな感じです。

思わず嬉しくなっちゃいました。

 

ちなみにウィキペディアによりますと

1966年4月に福山市鞆港を結ぶ航路が開設。

1978年に福山港フェリーターミナルの完成により福山多度津フェリーとして就航。

1988年の瀬戸大橋完成により利用客が減少、

2008年8月31日をもって、航路が廃止されたそうです。

 

そして、周辺には「日本土木学会」が推奨する「土木遺産」もあることを発見。

花崗岩で築かれた堤防です。

実際にはこの左側(車が止められている方)基礎部分の波打ち際も同様のようです。

 

多度津港旧外港東防波堤

竣工年:明治44年

選奨年:2006年 平成18年度

選奨理由:多度津港は明治時代まで県内最大の港であり、拡張のために 建設された

旧外港東防波堤には花崗岩の構造物が現在もよく残っている。

<土木学会選奨土木遺産HPより引用>

 

また、ここから多度津駅方面への街道にもかすかな名残がありました。

 
多度津地区の海の風景は絶品です。
また隣駅「海岸寺駅」から見える高台の”塔”は気になってます。
これからも西讃地区へ行く際はちょくちょく訪ねたいと思っています。