『障害者手帳(障碍者手帳)について』


今回は、障害者手帳の事について描いていきます。


僕は、統合失調症を発症してから、10年以上経ったころにケースワーカーに障害者手帳を持つことを勧められました。


その頃、精神障碍者の為に、障害者手帳を持つことが出来る法律が出来て間もない頃でした。


僕は今、それを常時、財布に入れたり、かばんに常に入れています。


障害者手帳のことですが…



おきすぷのブログ



おきすぷのブログ

1998年頃―

僕がデイケアセンターを利用してた頃でした。


僕は日々の交通費について…

「はぁ~、ここ(デイケアセンター)までのバス賃やタクシー賃が高くて困ります。」


すると、ケースワーカーが言いました。

「じゃ、障害者手帳をつけば良いじゃない。」


僕は尋ねました。

「障害者手帳?何すか?それ?」


ケースワーカー

「え?障害者手帳、持ってないの?」


ケースワーカーの説明によると…


―『障害者手帳(障碍者手帳)』―

1995年から、精神障碍者の為の障害者手帳制度が出来ました。

それまでは、身障者や知的障害者しか、障害者手帳は発行されていませんでした。


その時から、精神障碍者もそれを利用する事によって、様々な公共サービスや、その他の特典も受けられるようになりました。


それを利用する事によって、バス賃は半額料金、タクシー賃は10%割引、電車・モノレールも半額で乗れます。


映画も半額、美術館・博物館・施設の入場料も半額です。

美ら海水族館は入場無料、平和記念資料館も無料です。


その他、色々な特典を利用できます。

福祉的なサービスも受けられます。


僕は、障害者手帳のお陰でいろんな恩恵を受けています。


こんな事を描くと、健常者にはストレスかも知れませんが、人は、みんな、誰にでも、いつか、障害者になる可能性を持ってます。

人間、「自分は生きてる間は絶対障害者にならないよ。」と言う人も少なくないでしょうし、健常者のまま人生を全う出来れば、確かにそれが最善かと思います。


現在、健常者でも、万が一、いつか、身体に、もしくは心にハンディを持ってしまった場合の事を考える事も時には必要になってきます。


障害者手帳の申請は、以前は、保健所で出来ました(現在は市役所や役場で出来ます)。

障害者手帳の申請については、まず、主治医との相談も必要です。

そんな中で、お医者さんがそのために意見書・診断書を書いて下さって、それも含めて、必要書類や申請に必要なものを医師に教えてもらった後で、それらを、保健所か市役所・役場などに持っていって、障害福祉課、または福祉課に提出して、申請に必要な手続きを済ませて、その後で交付へということになります。


病やハンディを持たない人もこの事を知るべき、学ぶべきです。

障害者になる可能性は、みんな持ってます。


僕は、その手帳を様々な場所で利用しています。

市営のトレーニングジムを半額で利用し、

交通費も半額、もしくは割引、その他、様々な場所で割引がききます。


映画も半額なので、シネコンに行くと、入場料が一般料金の半額なので、時々、1本観終わった後で後で、もう1本、別の映画を観る事もあります(もちろん、半額です)。

つまり、健常者の2倍、映画も楽しめるんです。


障害者手帳を利用して受けられるサービスも多いですが、それ以外にも、障害者が利用できるサービスは多いです。


このブログの読者の方の中には、ハンディキャップを持ってる方、持ってない方、色々な方がいらっしゃるんでしょうが、今回、この事(障害者手帳)について書く必要を感じたので、それが今回のテーマになりました。


***************


障害者手帳は色々な面で役に立ちます。

色々な状況で助かります。


精神障碍者になってしまうこと…それって何も悪い事ばかりじゃないんです。


そういう人になったら、なったで健常者が経験もしなかった知識に出会います。


障害者手帳のことも含めて、心のハンディを持つことについて勉強して欲しいので今後も、このブログの更新を続けていけるよう努力いたします。