今回、はじめてセヌリエオイルパステルを使って作品を描いてみました。

これまでクレヨンや他の画材には触れてきましたが、セヌリエ特有の“やわらかさ”と“伸びの良さ”は、想像以上に新鮮な体験でした。

 

最初に描いたのは、夕焼けに染まる海とヤシの木。

空一面に広がる赤とオレンジのグラデーション、そして海面に反射する光を、直感的に重ねていく作業はとても楽しく、まるで色そのものと対話しているような感覚でした。

 

特に印象的だったのは、色の「混ざり方」。

筆ではなく指やパステルそのもので重ねることで、偶然生まれるにじみや質感が、そのまま作品の表情になっていきます。

赤く燃えるような海は、少し非現実的でありながら、心の中の風景に近いものがあると感じました。

 

 

赤瓦のある風景を描く ― 沖縄らしさへの一歩

 

そして2枚目の作品では、同じ夕景の海に加えて、赤瓦屋根の民家を2軒描きました。

 

この一枚によって、風景がぐっと「沖縄らしさ」を帯びてきた気がします。

海だけの世界から、人の暮らしが感じられる空間へ――

作品の中に物語が生まれた瞬間でした。

 

ヤシの木のシルエットと赤瓦の対比、そして中央に広がる光の道。

見る人が「この場所に立っている」ような感覚を少しでも味わってもらえたら嬉しいです。

 

 

セヌリエオイルパステルを使って感じたこと

 

今回実際に使ってみて感じたのは、

 

* 発色がとても鮮やか

* 指でぼかしやすく、直感的に描ける

* 重ね塗りで深みが出る

 

という点でした。

 

一方で、柔らかい分、折れやすかったり、手が汚れやすいという面もあります。

しかしそれも含めて、「身体を使って描く」ような感覚があり、とても魅力的な画材だと感じました。

 

 

これからの作品づくりに向けて

 

今回の2枚は、いわばスタートライン。

ですが、すでに「沖縄の夕景」というテーマが自分の中でしっかり見えてきました。

 

これからは、

 

* 空のグラデーションの研究

* 海の動きや光の表現

* 赤瓦や植物など、沖縄の要素の描き込み

 

などを深めながら、自分なりの“沖縄の色”を探していきたいと思います。

 

セヌリエオイルパステルという新しい画材との出会いは、

これからの作品づくりに大きな刺激を与えてくれそうです。