僕は、統合失調症になったのを機に教会へ通い始めました。
その後、クリスチャンになりました。
でも、信仰を持つことによって病との闘いが終わるわけではありません。
薬は飲み続けなければなりません。
こういう病には、症状に波があります。
ちゃんと、医師の指示通りに毎日薬を飲んでいても、体調不良になることもよくあります。
薬の副作用による体調不良や病気による疲労感や倦怠感…
信仰を持つのも大事です。
でも、信仰で病気が治るわけではありません。
治療を受ける事と信仰―両方、大切です。
服薬と信仰―両方とも必要です。
薬を飲んでても、調子を崩す事もあります。
被害妄想に苦しむ事もあります。
孤独になったわけではないですが、孤立感に襲われる事もあります。
自分の行いが誰かにストレスを与えてないか…そういう不安を抱える事もあるんです。
夏冬関係なく、季節に関係なく、(心身が)悪寒に襲われる事もあります。
職場や、施設や、デイナイトケアセンターや、あらた舎や、時には教会でも、(「自分は無視されてるんじゃないか…?」)―そういう思いに捕らわれる事もあります。
教会の人達に(「自分は、よく思われてないんじゃないか…?」)―そんな気持ちに襲われる事もあります。
(ま、そういう事って無いんですけどね。)
―それも、医者や心理士や福祉の職員に言わせると病の症状の一つなんだそうです。
極度のマイナス思考に陥る事もしょっちゅうです。
自分で自分に壁を作ってしっているんでしょうけど…。
(それも、病気の症状の一つだそうです。)
自分自身を変えるのって簡単じゃないし、時間もかかるし、変わるために必要な経験もしなきゃいけないでしょうし…。
ヨンナーヨンナー(沖縄の方言で『ゆっくりゆっくり』)、日々を歩んでいけば良いとは思いつつも、焦ってしまいます。
以前は、自分の人生の課題(テーマ)は病が完全に治ること(癒される事)でした。
今は、(「ま、治らなくても良いかぁ…」)と思って日々を生きています。
健常者になれたとしても、そうなったら、なったで、新たな重責も発生するかも知れないですし。
病になった事で色々な場所で色々な出会いや交流も経験しました。
病気にならなければ見えなかった事も、障害者になった事で見えてきた…そういうのもあるんです。
日々、色々なストレスや、極度のマイナス思考に苦しむ事もあります。
でも、心の病に関する勉強を繰り返し繰り返しする事で乗り越えています。
心の病に関する雑誌や書籍を読んだり、ネットで『心の病』、『統合失調症』などのキーワードで検索したり―そういう感じで勉強して乗り越える事も出来ます。
そういった資料や情報を読むことで癒された気持ちになったりします。
雑誌『こころの元気+(プラス)』に載ってる、自分と同じ立場・境遇の人達の体験談を読むことで励まされます。痛みを感じることもあります。
でも、ホッとする事もあります。
自分は、現在(いま)、幸せな方だと思います。
時に、ストレスや極度の不安感に襲われた時には相談する相手(医師・福祉の職員)もいます。
上記の雑誌を読むことが問題の解決につながったり心の平安と自由を得たりする事が出来ます。
精神の障碍って、実は悪い事ばかりじゃないんです。
確かに苦しみも伴いますが、その一方で恵みもあります。
今後、自分の賜物(漫画とか)を用いる事で自分自身の経験(苦しかった事・辛かった事も含めて)も漫画のネタにして、人生の証しをこの世に刻みたいと思います。