P175
道場のあちこちで乱取りが繰り返され、
強いものも弱い者もそれぞれが
自らの尊厳をかけて喘いでいた。
私も喘いでいた。
竜澤も喘いでいた。
この道場はそういう場所なのだ。
で
20年前に
読んだ本を
思い出し読み返した
改めて読み返すと
初読とは
異なる面白さで
付箋だらけとなった
一部を引用する
P153
「浅ましい計算なんて、あなたには似合わ
ない。
もっと自分に自信を持ってよ、
空手を愛してよ」
P435
それでも藤堂が神野を信じているのは、
そこに空手という武道が介在するからだ。
神野はその武道を極めた男であるからだ。
思うに
道場という空間は
色々な意味で
大人に
なるところ
大人に
ならなければ
いけない
ところ
しかし
ただ
漫然と
そこにいるだけで
万人が
(色々な意味で)
大人になれるわけではない
子供に限らず
50、60になろうと
オレこそが
オレだけがという
不作法
または無作法な
真っ当な
社会人としての
常識の欠片も持ち合わせない輩は
いつの
時代にも
どこにでも
存在するわけで
そんな
輩の対応に
悩まれている
道場や先生方も
多いのではないか
空手
ではなく
柔術の話になるが、
先週
今週と
所用のため
キッズクラスは先生が御不在
指導代行を
依頼されたが
上は小6から下は4歳
それは
危険だから
絶対にダメだ
というときだけは
「待て」をかけるから自分達で
進行を考えて
稽古をやってみなさい
と伝えた
☓☓第五小学校の
石丸伸二
と言われる
最年長の
自分の孫が
メニューを考えて