さまざまなちんすこうが販売されていますがここまでこだわったちんすこうは他に見たことがありません。
当店で取り扱っている「こだわりのさーたーあんだぎー」を作っている「おいしいてんぷら屋さん」に
お邪魔して店主の中村さんにいろいろと教えてもらいました。
ちんすこうの原材料はとってもシンプル、小麦粉、砂糖、ラードぐらいです。
もちろんいろいろな味などもあるのでその他に入れることもありますが。
なんといっても一番の違いは「ラード」でしょう。
ラードは油なので酸化しやすく日持ちがしないので市販されているラードには
酸化防止剤などが入っている場合が多く、無添加のものはかなり高価となります。
で中村さんが考えたのが『自分でラードを作る』ということでした。
そしてそのラードをとる豚は「くいまーる豚」という豚で
スーパーや食品工場・学校・ホテル・・等から排出された調理くずなどの
食品循環資源を回収して、安全で栄養価の高い飼料に再生し、家畜農家
で使用しているとってもエコな豚を利用しています。
実はこちらのサーターアンダギーを作る際に余る卵の白身などはこの
くいまーる豚の餌として循環しているんです。
まずは材料のこだわりをまとめてみると・・・
・小麦粉
国産小麦(兵庫産と長崎産のブレンド)
扱いやすいのは外国産であるが生産段階の農薬や長距離の移動中に殺虫剤などを
使ったりする可能性もあるため、安心できる国産のものを使用
・三温糖
製糖されたグラニュー糖ではなくミネラル分が多く含まれる三温糖を使用
三温糖を使うと独特の香りが付きやすいのですが焼き菓子のため焼いたときの
香ばしい香りの方が強くて三温糖の香りはそれほど気にならないので使用
・ラード(直絞り)
豚の脂身を鍋に入れてとろ火で焦げないようにじっくりと時間と手間をかけて熱して
作ったラードを使用。このラードを取っているくいまーる豚の特徴として融点が低く
獣臭が少なくおいしい豚肉です。
・微生物群発酵抽出液
EM発酵健康エキス「萬寿のしずく」
全ての材料にこだわり一切の添加物保存料を使わないためどうしても日持ちが短く
なってしまいます。そこで全て天然成分から作られた「萬寿のしずく」を使用。
「萬寿のしずく」とは、沖縄で伝統的に食されている活力果実・青パパイヤと玄米・
こんぶ・もずくなどの沖縄の長寿食に欠かせない資源植物と、
米ぬかなど100％自然素材が原料です。
青パパイヤ・もずくは沖縄産を使用、またすべての原料が国内でEM農法で栽培されたもの。
これは酸化防止効果があり保存料の代わりになり日持ちも長くなります。
そして製法のこだわりはというと・・・
一つ一つ手で生地の状態を確かめながら丸めて成形していきます。
大きさも大きいものだと中まで火が通らないのと周りに熱が入りすぎてしまうため
小さいサイズになっています。
昔は今のように長い形ではなくほとんどが丸い形をしたものでした。
お客様からも一口サイズで食べやすいけど後味がしつこくないのでいくらでも
食べられるとの評判です。
これは脂事態がさっぱりとした豚のラードを使用しているからだと思います。
中村さんいわく「粉は生き物」なのでその日の気温、湿度、作る時間帯によっての
変化によって配合や 製法を微妙に変えて作ることを心がけているそうです。
店内には常に見える位置に湿度計がおいてあり、常に湿度計と粉の状態を見比べながら
製造をしています。
ひとつひとつすべて手作業です。
沖縄の手作り料理を「てぃーあんだー」といいますがこれは沖縄方言で手の脂という意味です、まさに「てぃーあんだー」ですね。
全て手作りなので作れる数には限度があります。
「よんなーよんなー」(沖縄方言：じっくりと時間をかけて)と焼き上げます。
焼き立てはまた格別においしいんです。
おいしそうなのでアップに^^
食感は少し硬めでサクッとしていますが、とにかくやさしい味がします。
甘すぎ無いところが個人的にも好きで、ちゃんと小麦の香ばしさも感じ、
すごくあっさりしているのでいくらでも食べられそうな気がします。
一口サイズなのも食べやすいです。
こんな絶品ちんすこうは沖縄フードマイスターで絶賛販売中です！
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