いわ子先生より

"色情因縁"を先祖でなく自らがつくってしまった人のお話です。

結婚したくても結婚出来ない女性の場合の大きな原因は"霊障(霊的障害)"によるものがほとんどです。

またその"霊障"をよく見ますと、

(一)、家族や先祖が"色情因縁"となる原因を作っている場合(前書『神霊界の神秘』の七十四項〜七十九項)

(二)、本人自身の生き方(間違った愛情問題)そのものが原因となっている場合。

(三)、時としては本人の前世において男女間の問題で強い因縁を作ってしまっている場合です。

今この項では、(二)の、結婚がし難い"色情因縁"という霊障を、その人自身が作ってしまったお話をとりあげて説明させていただきます。

もしお心当たりのある方・・・というよりも、あなた自身が現在こうした状況の中にあるお方は、すぐに、反省をし、あなた自身のお幸せのためだけでなく、あなたの子孫に"色情因縁という悪因縁"を残さないようにすることです。

そうしないとあなたの愛情問題が原因で、子孫末代まで、あなたの家系は男女間の問題でトラブルが続きます。

もちろん幸せな結婚は望めません。そして、悪因縁は永遠に続くのです。結婚出来ない。結婚しても離婚してしまう。

具体的に何か一つお話をしてみましょう。

或る日、結婚願望の強い三十歳の麗しい女性が私共のカウンセラーの紹介で遠方より見えました。結婚をしたいのになかなか良縁に恵まれないのです。ここに来るまでに三カ所のカウンセリングを受けてきたがどれもみな納得がいく解答ではなかったとのことでした。

今日までに両手では足りない程の数の恋愛をしているのに、いざ式場を決める段階になると、みなその結婚話が壊れてしまうのだそうです。

そこで初めて、これは絶対変だワ、きっと凡人の私には分からないなにか神霊的なことが原因になっているのだろう、と思うようになったというのです。

早速、弘法大師様に救いのお言葉("御神示")を賜ることにいたしました。

するとどうでしょう。『本人が原因を作っている。聴き正せば分かる』。とのお言葉を賜り、びっくりいたしました。そのお言葉しか賜れませんでしたので、早速私はその麗しい女性に尋ねることにいたしました。

あなたは誰かを恨んだりしていませんか?心当たりが無いかしら?

たとえばあなたと妹さんが同時に同じ男性を愛してしまって、あなたはお優しいからその彼を妹さんに譲ったとか・・・。でも別れてから時がたつにつれて、恋しさがつのり、自分の心の置き場がなく、気がついたら時には、いつの間にか、その二人の幸せな結婚生活が壊れることを願い、あの二人を幸せになんて絶対にしてやるものか!と強く念じてしまったようなことはないでしょうか。その男性が恋しくなると、反対にその二人の幸せな結婚生活が壊れればいいと心で強く思ったりしませんでしたか?
恋仇があなたの妹さんでなく、あなたの親友だとしても同じです。

それは世間でいう"三角関係"のことです。失恋したあなたが、相手の不幸を願う、念じる、これは、とても罪深いことなのですよ。

ここまで話し時、突然その麗しい女性は声を出して泣き出してしましました。私の話した通りだというので。そして、私のいう通り結婚した妹さんに嫉妬しているというのです。

実は結婚前の妹さんはスポーツ万能でとても身体が丈夫な女性だったけれど、最近は頭痛もちになり、その上、肩コリ、腰痛も加わり、すっかり痩せ細ってしまったというのです。

もしかすると、自分の恨みの結果がこのようにでたのではないかなと思うこともあるというのです。その麗しい女性は、また小さく泣きながら、私にこう尋ねました。

『私の結婚話がすべて壊れてしまったのも、私が妹夫婦の結婚生活が不幸になればよい・・・と、何時も呪ったためなのでしょうか?』

私が静かにうなづきますと、その女性は、すっかり肩を落として沈んでしまいました。そして小さな声で

『先生!それでは私は一生結婚は出来ないのでしょうか?・・・そしてその罪を償う方法はないのでましょうか?ありましたら教えて下さい。どんなことでもいたしますから・・・』。


そこで次のようにお教えいたしました。


読者の皆さまの中で、もしご自身も、こうしたことにお心当たりのあるお方は、参考になさって下さいませ。


朝起きて神棚で日々の感謝をいたしましょう。まず神様に生かして頂いていることを感謝いたさなければなりません。初めの内は恥ずかしいでしょうから、小さな声でも仕方ありませんが、慣れてきましたら、心をこめてはっきりと声に出してお祈りして下さいね。あなたが今、家畜としてではなく人間として生きていることは、あたりまえではないのですよ。


神様に守られ生かして頂いているのですから。そのことを決して忘れないで下さいね。そのことが人生の原点ですから。


まず神様(守護神様)にその日の感謝を申し上げた後に、妹さんの不幸を念じてしまった浅はかで罪深いご自身のことを神様に赦(ゆる)していただけるよう真剣にお詫びしなければなりません。よろしいですね。頭(額)が畳につく程に心を込めてお詫びなさって下さい。


心を込めれば自然と涙も出て参りましょう。清らかな美しい心でお祈りをして流れた涙は因縁を浄化するのです。ここ迄できましたら半分です。


次は、妹さんご夫婦が、これからはご健康でお幸せな人生を過ごされますよう、お詫びの時と同様、涙が出る程に、一生懸命心をこめて神様にお願いするとです。そして、もし『般若心経』が唱えられるようでしたら『般若心経』を一回唱え、その後にこの本の巻頭に載せてあります尊い『光明真言』を何回もお唱え下さい。三回、十三回、三十三回、百回と多ければ多い程功徳は大です。では早速、今日から実行して下さいね。



よく、神様にお詫びを申し上げるその期間を尋ねられる方がいらっしゃいますが、何かの祈願でもお詫びでもそれは、個人差があるのです。


その人により、神様方にどの位お喜び頂ける心のこもったお祈りができたか、によります。こうした場合は、身近な方ですから、妹さんのお身体が丈夫でお幸せになり、この女性自身もお見合いか恋愛をなさりお幸せな結婚ができれば、それでやっと人を呪ったという悪因縁が浄化されたということになります。


その時は、神様に充分なるお礼をなさって下さいませ。そのお礼とは神様のお喜びになる"功徳"を一生たくさん積むことです。



この項で読者の皆さまは、いろいろな人生のお勉強ができたと思います。


他人(ひと)に向けた矢は必ず何時かは自分に向けられるのです。天を向いてツバを吐けば自分にツバはかかります。


"人を呪わば穴二つ"と、昔の人はよく言ったものです。これらはすべて"宇宙法則""宇宙の掟"なのです。


神=天=宇宙法則です。ぜひこの機会に覚えておいて下さい。


さて、ここに登場した麗しい女性は、妹さんのお幸せを嫉妬し不幸になることを念じたので、"宇宙法則"により結果として自分の結婚話がみな壊れてしまったのです。


他人の不幸を念じれば自分が不幸になるように、他人(ひと)の幸せを神様に真剣にお祈りをして上げれば、何時かはあなたに幸せはめぐってきます。


常日頃、誰にでも優しく親切にして上げることは素晴らしいことです。"功徳"です。長い人生の内、必ずやそのご褒美は天から頂けるのです。


どうぞ読者の皆さま、今日から益々心を磨き、日本に大きな災が起こりませんように、日本の平和をお祈りして下さい。それは功徳です。魂を高めて下さい。この人生においてたくさんの功徳を積んで下さいませ。


そしてこの項で、もう一つ学んで頂きたい重要なことは、悪い心から発した強い念(生霊)は、強い毒の波長(気)を出し、相手を病弱にしてしまう、不幸にしてしまう・・・ということです。


その反対にお心が美しく神様に大層お喜び頂いているお方のおそばに座らせて頂きますと温かでフワッとした幸せな"気"に包み込んで戴けるのです。


この世(宇宙)で一番尊いのは神様であり、毎日その神様に心から生かして頂いている感謝のお祈りが出来ることです。それは人として最高の幸せであり、素晴らしいことだということをしっかりと心に留めて下さい。世の中の平和を毎朝神様に心をこめてお祈りいたしましょう。


"日本に大きな災が起こりませんように"

"日本が平和でありますように"

"地球が平和でありますように"


合掌





畏れ多いとは思いますが

お一人でも多くのかたを

お救いしたいと思っております。


南無大師遍照金剛

南無大師遍照金剛

南無大師遍照金剛


合掌


日本に大きな災いが起こりませんように

日本が平和でありますように

地球が平和でありますように

宇宙が平和でありますように

どうか、どうか、どうか、

よろしくお願い申し上げます。


合掌