問 以下のふざけた文章を読んで、設問に答えよ。
 
 O主任(独身)とT君(彼女いない歴=年齢)は、オンボロのネットワークの切り替えを実行しようとしている。実行される時間帯は、もちろん夜間である。本来であれば、受注先B社の請負人S君(10高イケメン)とデータセンター内で夜間で二人っきりで過ごそうとか考えていたのだが、S君には彼女がいたことが判明してO主任が激怒したため、別れさせ工作を行った上で仕方なくT君を招聘したのである。①なぜ夜間で行うのか、それは昼間の時間帯に比べてトラフィックが少ないからとかそういう理由ではなく、もちろんO主任がS君と密着して過ごすためである。O主任がS君の巨根を手中に収め、少子化対策のため子作りを成立させるための夜間手順書は以下の通りである。
 
22:00 データセンター内
手順1 O主任がS君の巨根に対してHelloパケットを送る
手順2 S君が送出したReplyパケットを待つ
手順3 ReplyパケットがACK OKであれば、O主任は自身のポート(試験用セキュリティホール)にS君のペネトレーションテスト用パケットをINSERTする
手順4 Replyパケットが送出されない、あるいは応答がない場合はO主任はANGLYステートメントに入る
手順5 もしO主任とS君の間でセッションが確立されれば、人類が繁栄する
 
 手順1において、まずO主任はS君とセッションを確立させるために、Helloパケットを送出させる。しかし、この時のHelloパケットは暗号化されており、ログの解析が容易ではない。間にプロキシサーバが混在している場合、プロキシサーバでのログ取得は不可能である。そのため、②プロキシサーバにある処理を行わせる
 手順2において、S君が送出するReplyパケットを待つことになる。このとき、手順1で送出されたHelloパケットがS君に対して重複して届いた場合、S君にとって③ある問題点が生じる。S君の処理できるHelloパケットの容量は限られているからである。また、重複を防ぐために、Helloパケットにおいて④ある機能が求められる。それは、Helloが一定時間応答がない場合には⑤相手がダウンしたものとみなし、一定時間置いて再度送出する機能である。
 手順3において、Replyパケットの内容がACK OKであれば、O主任は相手が正常に稼働している、自身を受け入れる用意があると判断して、自身のセキュリティホールをわざと開放する(OPENステートに遷移する)と同時に、S君のペネトレーションテストを受け入れる準備を行う。その結果、O主任のセキュリティホールに対してS君の試験用パケットが送出され、INSERTコマンドが発行される。しかし、この段階でO主任にとっては⑥大きな問題点があることが分かった。もし対向装置の発出するペネトレーションテスト用パケットが別のテスト用セキュリティホールからのHelloパケットが送出する場合、S君側でHelloパケットのプライオリティを選別する機能がないからである。そのため、このプライオリティ選別機能の実装をどうするかについての判断は、別途要件定義プロセスおよび経営会議においてもちこされることに決定した。
 手順4において、もし無応答であればO主任のステートはANGLY状態に入る。その結果、無意味なHelloパケット(宛先:224.072.072.072)をO主任は送信し続けるためにS君側も⑦フィルタリング制御を行う可能性が出てくるため、Hello送出間隔を無駄に短くすることはできない。
 手順5においてセッションが確立された場合、少子化は改善され、消費が促され、経済成長が期待でき、人類は繁栄することになる。しかし、⑧セッションを確立する対象が重複している、間違っている場合にはセッションIDの精査を行う必要がある。もし別の装置とのセッションIDが確立されていた場合にはO主任の要件を満たさない場合、セッションIDをユニークに振ってトレーサビリティの確保に努めるべきである。
 
 手順3においてO主任が必要あると判断し新たに追加開発することを再度要件定義フェーズにおいて提案したが、S君から余裕で拒否・却下されたこと、S君にも選択の自由がある事から頓挫しそうになった。納得のいかないO主任がS君に対して追加開発を行うための要求事項を問い合わせたが、S君の回答は以下であった。
 

   (失礼なので省略)

 
 これに激怒したO主任は、S君に対して自分の試験用セキュリティホールに対してペネトレーションテストを行わせ、INSERTコマンドを発行させようとしたが、S君は一切応答しなかったためこれをもって終了した。こうして、O主任の夜間切り替え手順書は頓挫に終わった。
 彼女いない歴=年齢のT君は取り残された。
 
 
問1 下線部①について、なぜネットワークの切替作業は夜間に行われるのか。30字以内で述べよ。
問2 下線部②の処理の内容を、30字以内で述べよ。
問3 下線部③の問題点の内容を、「処理能力」の語句を用いて30字以内で述べよ。
問4 下線部④の機能の内容を、「再送機能」という語句を用いて30字以内で述べよ。
問5 下線部⑤について、相手がダウンしたものと判断できる事象にはどのような例があるか。2つ挙げそれぞれ30字以内で述べよ。
問6 下線部⑥の問題点の解決手法を、30字以内で述べよ。
問7 下線部⑦のフィルタリング制御の内容を、30字以内で述べよ。
問8 下線部⑧において、セッションIDが重複している場合に起こりうる問題点を、「ユニークに識別」という字句を用いて30字以内で述べよ。
問9 S君が提示した要求事項に対して、O主任が改善すべき事項を100字以内で述べよ。
問10 T君の元にHelloパケットが届き、自身のINSERTコマンドを発行できる権限・許可を取得でき、また試験用セキュリティホールからペネトレーションテスト用パケットの送出許可を得るための方策を100字以内で述べよ。