日頃、私達が患者さん向けに指導している気功について、師匠の王先生より妊婦さん向けのアドバイスがありましたので共有いたします。
妊娠中に気功をしても大丈夫ですかと質問をいただくことがありますが、無理のない功法をぜひ行っていただきたいと思います。
初級の三法は立って行う動きのある功法（十方導引法七式）、立って行う動きのない功法（立禅七式）、そして坐禅（三式）です。これらの一部はオンライン気功教室でも指導しております。
全法できるようにならなくても大丈夫です。初心者にとっては始めること、継続することが大事です。
まず、王気功の基本ポーズは足を肩幅に開いて立ち、少し両膝を曲げて腰を落としリラックスします。
十方導引法は全身に巡っている経絡を四方八方に伸ばす気功動作です。お腹が大きくなるにしたがい動作を行いにくい場合は座位や仰向けで行っても効果があります。
例えば第一式は天に向けて両手の平を押し上げるように伸ばすもので、ストレス解消に繋がる胆経を伸ばす動作なのでぜひ行ってほしいと思います。
立禅は全七式ありますが上記同様にバランスを取りやすいポーズをそれぞれ各3分〜9分ずつ行い、宇宙の生命エネルギーとリンクをし、そのエネルギーを体内に取り込みます。
また、王先生のお話では、坐禅は股関節や恥骨結合部、鼠蹊部などの軟骨や筋が緩み、安産にも繋がるとのことでした。
気功は自分ができる治療効果のある健康法です。妊婦さんにはぜひ毎日実践してほしいとのことでした。
気功にご興味のある方は一度ご相談ください。
（担当：王気功師範裕欄、高島）
