3月です。

いつの間にか、日も延びました。

 

昔の事を語ります(ちと長いです🙏)

 

今もですが、昔の私はもっと超自己否定型人間で、他人と比べて自分のイヤな部分やできない部分を見つけては否定して、がんじがらめになっていました。

自分のすべてが嫌いでした。

 

例えば高校生の時。

優しくてユーモアのある先輩を密かに好きになりました。

でも仲の良い友人が「実は私、あの先輩が好きなんだ」と言った時、私は気持ちに蓋をしました。

そしてその子が積極的に先輩にアプローチするのを、悲しく眺めていました。

自分の気持ちを素直に私にも好きな人にも表現できるその子が、羨ましかった。

「見た目も性格も超ダメダメな私に好きになられて、先輩が可哀そう。だから私の気持ちは隠さなきゃいけない」って本気で思ってました。

世の中が生き難くて、もがいてました。

どうにかして、生まれ変わりたかった。

 

医療系の専門学生の時、学校の掲示板に貼られていた絵ハガキが目に留まりました。

それは青年海外協力隊員としてボリビアで活動している卒業生からのものでした。

現地での活動報告が書かれた小さなハガキを見て、「こんな選択肢もあるんだ」と驚きました。

そして、その自由な響きに憧れました。

その日から「卒業して数年働いたら私も参加する事」が密な目標になりました。

実際には仕事に挫折したり、海外旅行どころか独り暮らしもした事がない自分には無理だと諦めたり。

だいたいこんなダメな私がそんな事できるのか、と葛藤を繰り返しながらも。

24歳の時に、隊員としてジャマイカに赴任することになりました。

希望した赴任先ではなかったし、不安に押し潰されそうだったけど。

「もしかしたら2年間活動して日本に戻ってきた時に、私は違う私になっているかもしれない!」…その思いが根っこにありました。

 

そんな目的で渡航したところでうまくいくはずもなく。

あまりにも幼かった私にとって、その2年は英語も上達しないまま大して活動らしい事もせず、ただ観光して遊んだだけの期間となりました。

そして生まれ変わることもなく、「こんな私」は「こんな私」のままでした。

でも、知らない土地で自由な時間を過ごした事で、物理的にも精神的にも少しだけ自立ができました。

自分に自信はないままだけど、でも「たいていの事はなんとかなるもんだ」という事を、経験から理解できるようになりました。

 

 

その後も私は落ち着かない人生を送っていて、現在もいろんなことで悩んでいます。

困難はいつになってもいろんなパターンでやってきて、毎度苦しい思いをします。

そして相変わらずつい自分を責めて更に落ち込んで、周囲の環境や時間に助けられながら、なんとか今まで生きています。

でも高校生の頃と違っているとしたら、「プラス40年の悩んだ経験」でしょうか。

経験値から、解答に幅ができました。

…まぁその分悩みも複雑化してるのでちっとも楽にはならないし、経験や記憶が逆に邪魔をする時もあるのですが。

でもその解答の幅って、人生を積まないと身につかなかったと思います。

悩んだ経験は、その数だけ自分の中に蓄積されてて、もしかしたらそれは財産になってるのかもしれません。

生きている限り貯蓄される「経験」いう財産、そしてそれに伴う感情。

これが「人生」なのかなぁ…って最近思います。

 

 

自己否定感を持ちながらも、高校生の頃よりは少し力が抜けるようになりました。

友人と比べても仕方ないものは仕方ない。

目下の悩みは新たな就職先が見つからない事。

いや、あるんだけどなかなか行動できなくて。

何でこんなに気力がないんだろ、私。

ホント、どうしよう…

なんて。

生きるのって、やっぱり大変です!

 

 

読んで頂き、ありがとうございました💝

 

 

写真:先日上野公園で見つけた椿だけど…

季節は廻り、もうすぐ桜が咲きますね。