気になるといえば
冬将軍、すぐそこまで来てます。インフルエンザを心配する季節になりました。
我が山陰でも金曜日
雪が舞いサムーーい一日でした。
今年も残すところわずかに
りましたね。
昔から
ミカンが赤くなると医者が青くなる。![]()
また同じような果実として柿も同様に言われてきました
柿の旬もそろそろ終わり柿からミカンに移りますがミカンは次回に譲って
今日は柿についてです。
『柿と言えばビタミンC』と第一にあげられるくらい、柿はビタミンCの
多い果物です。
柿100g(中型の柿1/2個)あたり、70mgも含まれています。
ビタミンCの1日の推奨量が100mgなので、普通の柿を1個食べる
だけで、1日分のビタミンCが補給できるのです。
主な栄養、ビタミン(100gあたり)
・カロリー 60kcal
・ビタミンC 70mg
・カリウム 170mg ・ビタミンA 420μg
・葉酸(ビタミンB群) 18μg
*この数値は、生の甘柿の栄養の含有量です。
ここで あれっと思われた貴方 鋭い!
柿は酸っぱくないのでビタミンCは入っていないんじゃない、と誤解されていますが、実は果物の
酸っぱさはクエン酸などの有機酸の味であり、ビタミンCはあまり関係ないとか。
例えばミカン、クエン酸がビタミンCの30倍も含まれて、酸っぱい味を形作っています。![]()
柿はビタミンAやカリウムのようなミネラル類も豊富ですし更に、ポリフェノールが植物の中でも
超ダントツに多い特長があります。
ポリフェノールは、植物によって茶のカテキン、大豆や葛のイソフラボン、ブルーベリーのアント
シアニンなどの様々な種類がありますが、柿の場合は、それを
カキタンニンと呼びます。
「柿渋」は、このカキタンニンを抽出して利用するために作られたものでした。
それは高血圧や脳卒中やけどや毒消し、二日酔い防止などの効能を持つ
民間薬、日本酒醸造の澱下げ、衣類などの虫除け、傘や魚網、釣り糸の撥水
建築物などの防腐剤として昔から私たちの生活の中で幅広く知られて
おりその効果が期待されていたからです。
柿に含まれるタンニンは、IL-1(リンパ球を活性化させ、マクロファージを
活性化させる)の強力な誘導剤です。
一般的にマクロファージが多ければ、免疫力も高まります。
タンニンには、キラー細胞の活性力を増強する作用があります。
タンニンは、血管を緊張させるアンギオテンシン転化酵素の活性化を抑制して
血管をやわらかくし血圧を下げる物質が含まれています。
柿は、血中のエタノールの酸化を促進するため、アルコールの解毒
作用があります。
柿は、ヨウ素を豊富に含むので、ヨウ素欠乏症で甲状腺が腫れた患者に有効です。
柿の抽出液を精製した溶液は、慢性気管支炎の予防や緩和に効果を上げています。
あの渋みの成分が、カキタンニンでした。
渋柿では、このカキタンニンが果肉や果汁に溶け込んでいるため食べた時にあの独特の
渋みを感じるわけですね。
ところが、この溶けているカキタンニンは「不溶性」になる性質があります。
この不溶性の状態になるとカキタンニンを含む柿を食べても、口の中でカキタンニンが溶け
出さないため渋みを感じなくなります。
このように果肉や果汁によけているタンニンを不溶性の状態にすることを
「渋を抜く」と言っているのです。
タンニンを不溶性にする物質がアセトアルデヒドです。
アセトアルデヒドは、皆さんがお酒を飲んだあと、体内でできる物質で顔を赤くしたりする
物質ですといえば分かりますね
。
柿の実は、酸素を吸って二酸化炭素を出していますが、この呼吸を止めると柿の実の中で
アセトアルデヒドができることが知られています
その他にも柿の部位として皮、ヘタ、葉、ちなみに新鮮な柿の葉には、100gあたり
600~650mgものビタミンCが、含まれています(実よりも多い!)。
このため、柿の葉を陰干しにして、細かく刻んだ「柿の葉のお茶」も作られています。
又、おなじみの干し柿、保存性が高まるだけでなく、風邪や細胞の酸化を防ぐ
カロチンが生柿の3倍以上にも増えます。
いろいろな果物が市場に出回っているためか、近頃は昔に比べて柿があまり食
べられなくなったような気がします。
しかし、この様に昔から私たちに馴染みの柿は食べてよし、防腐効果や、血圧降下
茶で飲んで風邪にも有効となっていれば食べるだけで健康になれるのです。
薬の副作用など気にすることもないので、もっともっと積極的に食したい果実の
一つではないでしょうか。