福島に来て、2年目から通っていた、日本空手道協会の道場も丸二年目に入り、
勿論、白帯からまた始めたので、級の受審からまた始まった。
仕事柄、しょっちゅう稽古に通えなかったので、2年目でやっと中級位の昇級が出来た。
ある日、会社の飲み会で上司から『空手頑張ってんの?』と聞かれ
中学から今までの空手・少林寺拳法・柔道の経験と有段資格を話したら、
上司に言われた言葉が『なぜ最初に始めた柔道を続けなかった?』
『なぜ以前の空手を続けなかった?』
『なぜ少林寺拳法を転属までして、今やってないの?』
『なぜまた新しい空手道場で一からやってんの?』
と、言われた。
その上司は剣道四段で、今も剣道スポ少のコーチをしながら、五段科目を修行しているとの事だった。
・・・
つまり同じ事を継続していた、と言うことだ。
私は何も言い返せなかった。
一つのことを続けることに武道の修行の意義があるとすれば・・・
今、私がやってることは、
柔道2段・少林寺流空手道初段・少林寺拳法初段・
次は別の流派の段を取って、網羅しようと虎視眈々としていたが、
初段ばかりいっぱい取ったってただの段取り自慢にしかならないと感じ始めた。
考えが180度変わり、まず少林寺拳法の二段を目指さなければならないと感じ始めた。
それから一年がたったころ、ポストにチラシが入っていた。
『少林寺拳法会員募集』
よく見たら、住んでる町内の徒歩で行ける所に新しい少林寺拳法の道院がオープンしたのだ。
考える暇もなく、空手道場に行き、先生に『今月の月謝です。仕事が忙しくなったのでもうこれません。』
『お世話になりました』と伝え、退会した。
庭先で月謝袋を受け取った先生がポカーンとした顔で見送った。
早速、会員募集の少林寺拳法の電話に掛けて見た。
近くの小学校体育館を使用していて、そこに来てくださいと言われ、
早速行ってみた。
これが少林寺拳法 大学拳法部→仙台北道院→福島南道院と転属し二段に向けた修行に繋がって行く。
体育館に行ったら、新規会員の白帯がいっぱいいた。
先生は、学校の校長先生をしていた方で、定年退職を機に道院をオープンさせた
少林寺拳法五段の先生だった。

スポ少に登録していたので、白帯の小学生がうじゃうじゃいた。
大人は少なかったが、活気があって稽古は楽しかった。

本格的な二段科目の習得に入った。
つづく