今回の北小学校統廃合問題
島で一番小規模な北小学校で顕著に影響が出ました。しかし、この事は、有木、磯、五箇、都万、中条 にも影響が出ます。
他人事と捉えず、今から見ておく必要があります。
問題発端としては、現北小学校の児童数の状況です。
6年生 3名
5年生 2名
4年生 4名
3年生 6名
2年生 0名
1年生 0名
この現状に伴い保育園の保護者が不安を抱え、校区外申請を申請する。そのことに連動して更に校区外申請をする。
このことが予想された為出てきた問題です。
私は、この問題の本質部分は、北小学校にあるのではなく、校区外申請にあると思っています。
隠岐の島町は、他の市町村と同等に校区制度を用いてます。
中村、布施は北小学校。加茂、今津、西田、下西は磯小学校 という様に住所により予め学校を指定する制度。
それに加えて、校区外申請を認めています。その指定校以外の学校へ行く制度。
この対峙する2つの制度を維持する為には、校区外申請を認める理由に一定の規定を設けない限り維持は不可能だと思います。その規定こそが公立小学校運営の土台、基盤です。
今回、現教育長は、今まで認めていなかった 同級生がいない、同級生が少ない、等の理由の校区外申請の枠組を拡げ認めました。
その結果、目に見える形で問題が出てきた。(北小学校の現在)
そりゃ、学校運営の土台、基盤(木でいう根)を揺らしたんだから、学校(木でいう幹)も揺れますわな!更には、就学前児童保護者の心情(木でいう枝)も揺れますわな!
根!! ここが、ぶれずにドーンとしていれば、幹も枝も揺れずに済むんです。
今回、この根っこが揺らいだんです。
教育委員会が校区外申請許可の枠を拡げたのには、確たる理由はあるでしょう。
が!
その枠を拡げていくと、校区制度は崩壊します。
公立小学校に行くのに願書になるのかな?つまりは、毎年、どの学校に何人行くかわからない状態になり、教職員の配置計画もままならない。併せて予算編成もままならない。状態になるのが懸念されます。
何か他に新しい制度設計をされてるのでしょうかね?されているならば聞いてみたい。
されてないのであれば、今一端立ち止まり、考え直す必要はあると思います。
更にいうなれば、学校の有無を揺らさないで欲しい。
10年とかの短いスパンではなく、長期的な計画を持って取り組まないといけないと思いました。
というのも、10年後にどうなるかわからない状態、いつ無くなるか? みたいな不安定な状態は、住民生活までも不安定にさせ、全てを流動的にしてしまいます。
物事を決める時に、
あるのか?ないのか?
できるのか?できないのか?
が、私の判断材料になります。
多分、これは、私だけじゃないと思ってます。
そこが流動的になると、何も決められない。
なので、この問題、
長いスパンでの、隠岐の島町の公立小学校の配置計画をしっかり立てる必要があると思います。
地域性を重視するのか?教育環境を重視するのか?それは、この先議論されるのでしょうが、教育環境において、今、規模適正化検討委員会が1クラス10人と言ってますが、10人の根拠が見えてこないのも事実なので、そのあたりも、しっかり議論して決めて頂きたい。
理想は1クラス10人 なのか?その10人は学校維持に必要最低限のものなのか?であれば、それを下回った際にはどうするのか?
等々
もう1つ❗
隠岐の島町と隠岐の島町教育委員会は別組織です。町長、教育長 それぞれに長がいるのはその為です。
教育は、政治の影響を受けるべきでない。というのが基本概念にあるからでしょう。
が、なんか今の隠岐の島町は、そうじゃないような気がします。
規模適正化検討委員会は、教育長の召集
総合教育会議は、町長が召集。
今回、取り下げはしたものの、方針を決めた総合教育会議は、町長の召集機関でした。
私の中では、教育委員会が学校関連の問題を色々吟味し、最終的に教育長が意志決定し、学校設置、教職員の配置等、予算に関わる案件だけ、町長へ進言する流れだと理解してましたが、なんか今回のいきさつを見ていると、逆なのかな?と感じました。
ま✋どっちの流れもあるんでしょうが、、、、、
先般も教育委員会との会議がありましたが、教育委員会執行部から、なにかと「町長」という言葉を耳にした気がします。
今、教育委員会と話をしていると、まるで隠岐の島町役場の教育委員会課と話をしているような錯覚に陥ります。
これが、私の勘違い、錯覚ならいいのですが、そうじゃなければ、感心できる状態ではない気がします。
なぜそうなったか?も合わせて推察してみると、余計に、、、、、、、