【新刊情報】沖同人 上田玲子さん 句集 『母あかり』 | 航海日誌

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創刊53周年「沖俳句会」公式ブログです。
主宰 能村研三 創刊主宰 能村登四郎

 

沖同人 上田 玲子さんが句集『母あかり』を

コールサック社から上梓されました。

序文は能村研三主宰が、

跋文は森岡正作副主宰が執筆しております。

 

 

 表紙のカバー装画はお母様の眠る会津の寺、龍興寺の蓮の花で

ご住職が撮られた写真です。
上田さんは書道では師範の資格をお持ちの方ですが、

句集には2枚のご自身で揮毫された書も挿入されています。

 


  新世紀華甲となりし初茜

  盆灯籠消さずに眠る母あかり

  書初の筆の命毛きはだてり

  はなびら持たぬ強さの吾亦紅

  会津嶺や夏うぐひすの声の里

  凩や万葉仮名の散らし書き

 


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 <著者略歴>
  上田玲子(うえだ れいこ) 
  昭和16年 満州大連生まれ・福島県会津出身
  平成12年 「沖」入会

  平成25年 「沖」同人 


  発行:2022年2月5日
  序:能村研三 
  跋:森岡正作

  発行所 コールサック社

    四六判上製 221頁
  定価:2000円+税