3月。
北見市で今年最初の出張移動手術によるTNR
その時に捕獲されて連れて来られた中に、
ガリガリに痩せたメスの成猫がいました。
手術を受けるために麻酔をされて毛剃りをすると
獣医師も苦い顔をするほど、お腹の静脈が浮き出ていました。
「手術しても保障は出来ない」
出来ればこのまま手術はしたくない、
というニュアンスで私の顔をチラッと見る。
関係者に、この子は手術した後はどうなるのか尋ねたところ「外に戻す」と。
年齢的には10歳ほど。
無理に手術をしても外に出されて死んでしまうのだろうか、このまま外に放っておいても体力が無くなって死にゆくだけと思ったら見捨てておけず、看取りになることを分かった上で保護しました。
ウイルス検査陰性、貧血あり。
食べても太らない
太れない。
他の子に威嚇されてもどこ吹く風。
優しい優しい北別府さん。
保護してから半年強。
私が帰宅し撫でていると突然痙攣をおこし、
そこから約2日後、眠るように旅立ちました。
仕事の都合で夜になりましたが、
ペット訪問火葬 虹色の空 様にて
荼毘に臥しました。
どこが悪かったのかは分かりません。
この体に検査をして、点滴など
負担をかけたくありませんでした。
原因を追及したところで、
ここから若返る訳ではないし、
余計なダメージを与えたくなかった。
ただ、あるがままに、
死期を悟ったこの子の側にいて、
見守ることが役目。
あのまま外にいた方が良かったのか、
猫がいっぱいでわちゃわちゃしている騒々しい我が家で良かったのかは北別府さんにしか分かりません。
少しでも幸せだったと思っていてくれたら
嬉しいかな。
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※オホーツクねこの会にはシェルターはないので、保護ボランティアの自宅にて保護されている猫たちへの支援となります。
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