はじめまして一本勝負! ~驚愕のコラボ 佐渡バター feat.with...~
なんだか怒涛の1週間でした。。。
もっと早くこの記事をアップするつもりだったのに、
帰宅後はもう、精神的にも肉体的にも1日のエネルギーを使い果たして電池切れ状態で(笑)
気がついたら1週間が経とうとしています。
長~い1週間でした。
仕事もプライベートも、次の冒険のステージに招かれている。。。
そんな最近です。
冒険に招かれているのか、私が冒険を招いているのか、
どっちにしても、とにかくこれからが楽しみです。
さて。
冒険と言えば、こちらも大冒険でした。
佐渡で出会った「ごうたら」との「はじめまして一本勝負」に続く第2弾は
なんとこれです。
実家から届いた荷物に貼りつけられていた、この送り状を見たとき、思わず笑ってしまいました。
箱を開けてびっくり。
うっそぉ!
ダチョウの卵って、こんなに大っきいの?もしかして作りもの?(笑)
楕円形の長い方で、直径20センチは悠に超えます!重さにして約2キロ!
一本勝負の前夜にこの卵が自宅に届いたのですが、
私はこの大きさを見た瞬間、かなり勝負をひるみました。
ダチョウの卵なんて、欲しいって言うんじゃなかった~。
こわ~。割るのこわ~!!
どんなおっきな物体がこの中にひそんでいるんですか?
説明書によると、ダチョウの卵は鶏の卵の20~25個分。
殻は、かなづちでたたいて割るそうです。
かなづち、家にありませんけど。。。
ど~しよ~。
もしうまく割れなくて、こんなに大っきい卵がどろろ~~~んって流れちゃったら、
ど~しよ~。
掃除したくな~~い(笑)怖くて触れな~~い(笑)
そんなこんなで、半分泣きべそをかきそうな気持ちで、とりあえずこの日は眠りについたのです。
そしたら翌朝、、、
休日の朝だというのに、本当に私は手のひらにひんやり汗をかいた状態で目覚めました。
意を決して布団から起き上がり、おもむろにまずは手を洗いました。
勝負に挑む前の儀式のようなものです。
なにはともあれ、料理人は衛生第一(笑)
ついでに、卵もきれいに洗いました。
我が家にある最大のボウルを取りだし、これなら卵の中身が全部受けられるだろうと確認。
さぁて、、、と考えました。
かなづちはないので、包丁の背で卵が割れるかどうか、試みます。
こんこん。。。こんこん。。。
様子を見ながら、少しずつ力を入れていきます。
すると、、、
厚さ2ミリほどの殻が割れ、中の膜が見えてきました。
膜と言ったって、障子紙より丈夫なんじゃないですかい?というほど分厚い膜です。
うっそ!!
こわ~~~!!こわ~~~!!
これ破ったら、卵が出てくるんでしょ~~~??
当たり前のことですが、今更ながら非常に恐怖を感じます。
おそるおそる、障子に穴をあけてのぞき見をするかのように、
膜を少~し破ってみると。。。
で、でた~~~~!!!
こわ~~~~!!!
どんだけおっきな黄身をお持ちなんですか~~~!ダチョウさ~~~ん!!
おそらく直径10センチを悠に超えるおお~きなおお~きな黄身が、
ぎろっとこちらをのぞいていました。
「今日、ダチョウの黄身に会った。目と目がもろに合って、まいった」
かつて、シチューか何かのCMで、そんなフレーズがありましたが、
ええ、ええ。私もまいりました。
もう、勝負、やめたいぃぃ。。。ごめ~~~ん。
半べそどころか、今にも泣きべそです。
でも、もう殻割っちゃたしぃ。膜も破いちゃったしぃ。黄身見えてるしぃぃぃ~~~。
ここまでやったら、割るしかないしぃぃぃ~~。
えい~~~!!!
あまりの恐怖で、これ以上殻を割ることができず
(黄身の全貌を見たら、あまりの大きさに腰が抜けたかもしれません(笑))
わずかに割った殻の間から中身を出したので、当然、黄身がやぶけて出てきました。
でも、いい、いい!それでいい!よくやった!
思えば。この日から遡ること数日前。。。
新潟の母から「ダチョウの卵をもらったんだけど、ほしい?」とメールが来たんです。
鶏の卵の20個分の大きさと聞いて、
そんなおっきな卵、1回で食べきれるわけないし、割った後どうしたらいいの?と思いました。
でもさぁ。
たとえば卵白と卵黄に分けて、卵白は冷凍しちゃえばいいか、と思い直し、
ダチョウの卵欲しい!と返事をしました。
* 冷凍卵白は可能ですが、卵黄の冷凍は無理です。
ある程度卵白を取り分けたら、あとは混ぜて卵焼きなどにしてから冷凍しよう、
というのが当初の私のたくらみでした。
冷凍卵白はケーキ屋さんで働いていた時にもよく使っていたし(泡立ちが良くなるんです)
小分けに冷凍しておけば、ダチョウ卵のシフォンケーキとか、フィナンシェとか、いろいろ作れそう!
な~んてさぁ。
浅はかにも、想像を膨らませていたんです。
ところが。。。現実は。。。
もはや卵白と卵黄を分けるとか、そんな余裕はありませんでした(笑)
とにかく卵黄の大きさが怖い!割って中身を出すだけで必死でした。
おまけに、カラザというんですか?
あの、卵黄と卵白の間にある、白くてくにゅくにゅしたもの。
あれも、ダチョウの卵となるとスケールが違います。
くにゅくにゅが大きい!
さらに、卵黄の中にまで、不思議なくにゅくにゅとした物体が!
これさぁ~。
ダチョウのひよこが育ちかけてたんじゃないの~~~??も~~~。ごめ~~ん~~~~~。
割っちゃったよ~~~~~(涙)
そんな泣きべそ腰抜け状態で、なんとかオムレツ用の分量の卵を取り分け、
残った分は密閉容器に小分けして、冷凍することにしました。
オムレツ1個作るのに、鶏の卵なら3個使うのですが、
それくらいの分量ずつ容器に小分けにしたら、なんと8個もできあがりました。
ということは、ダチョウの卵は鶏の卵20~25個分というのは、たしかに間違いありません。
ちなみに、オムレツは我が家恒例「佐渡バターを塊で卵液に投入」という方法で焼いたのですが、
今回ばかりは正直、佐渡バターの香りとか美味しさ云々とか、卵の半熟加減云々とか、
言ってる場合ではありませんでした(笑)
半熟状態でなんて、今の私はとても食べられそうにない!よ~く火を通さなきゃ!
と思って念入りに焼いたら、こ~んな焼き過ぎぽろぽろの姿になってしまいました。
ちなみに、こちらがいつも鶏の卵で作るときのオムレツです。
中が半熟とろとろで、揺らすとふるふる。ナイフで開くと、とろっと半熟卵が落ちてきます。
だけど、今回はとにかく、まぶたに焼き付いた卵の残像がとにかく不気味で怖くて、
とても半熟でいただくのは無理でした。
何事も料理人としての経験だ!と勇気を振り絞って一口味見しただけで
あとはもう、どう頑張っても食べられなくなってしまいました。
卵を産んだダチョウと、卵から孵るはずだったひよこに対しては、お詫びの言葉もありません。。。
本当に人間都合で、ごめんなさい。
お味は、鶏の卵より淡泊で、黄身に濃厚さがなく、食感はふわふわした感じでした。
今回は私が焼き過ぎたせいもありますが、ぷわぷわという方が近いイメージ。
卵に添えられていた説明書きにも
「卵焼きにすると、まるでカステラのようにふわふわでオススメ」と書いてありました。
冷凍した卵は、後日職場のみんなに持っていって、おうちで食べてみてもらいました。
あと1個だけ冷凍が残っているので、
もしも再び気持ちが奮い立つことがあったら(ないかもしれないなぁ・・・)
ダチョウの卵と佐渡バターコラボ第2弾をやってみようと思います。
もっと早くこの記事をアップするつもりだったのに、
帰宅後はもう、精神的にも肉体的にも1日のエネルギーを使い果たして電池切れ状態で(笑)
気がついたら1週間が経とうとしています。
長~い1週間でした。
仕事もプライベートも、次の冒険のステージに招かれている。。。
そんな最近です。
冒険に招かれているのか、私が冒険を招いているのか、
どっちにしても、とにかくこれからが楽しみです。
さて。
冒険と言えば、こちらも大冒険でした。
佐渡で出会った「ごうたら」との「はじめまして一本勝負」に続く第2弾は
なんとこれです。
実家から届いた荷物に貼りつけられていた、この送り状を見たとき、思わず笑ってしまいました。
箱を開けてびっくり。
うっそぉ!
ダチョウの卵って、こんなに大っきいの?もしかして作りもの?(笑)
楕円形の長い方で、直径20センチは悠に超えます!重さにして約2キロ!
一本勝負の前夜にこの卵が自宅に届いたのですが、
私はこの大きさを見た瞬間、かなり勝負をひるみました。
ダチョウの卵なんて、欲しいって言うんじゃなかった~。
こわ~。割るのこわ~!!
どんなおっきな物体がこの中にひそんでいるんですか?
説明書によると、ダチョウの卵は鶏の卵の20~25個分。
殻は、かなづちでたたいて割るそうです。
かなづち、家にありませんけど。。。
ど~しよ~。
もしうまく割れなくて、こんなに大っきい卵がどろろ~~~んって流れちゃったら、
ど~しよ~。
掃除したくな~~い(笑)怖くて触れな~~い(笑)
そんなこんなで、半分泣きべそをかきそうな気持ちで、とりあえずこの日は眠りについたのです。
そしたら翌朝、、、
休日の朝だというのに、本当に私は手のひらにひんやり汗をかいた状態で目覚めました。
意を決して布団から起き上がり、おもむろにまずは手を洗いました。
勝負に挑む前の儀式のようなものです。
なにはともあれ、料理人は衛生第一(笑)
ついでに、卵もきれいに洗いました。
我が家にある最大のボウルを取りだし、これなら卵の中身が全部受けられるだろうと確認。
さぁて、、、と考えました。
かなづちはないので、包丁の背で卵が割れるかどうか、試みます。
こんこん。。。こんこん。。。
様子を見ながら、少しずつ力を入れていきます。
すると、、、
厚さ2ミリほどの殻が割れ、中の膜が見えてきました。
膜と言ったって、障子紙より丈夫なんじゃないですかい?というほど分厚い膜です。
うっそ!!
こわ~~~!!こわ~~~!!
これ破ったら、卵が出てくるんでしょ~~~??
当たり前のことですが、今更ながら非常に恐怖を感じます。
おそるおそる、障子に穴をあけてのぞき見をするかのように、
膜を少~し破ってみると。。。
で、でた~~~~!!!
こわ~~~~!!!
どんだけおっきな黄身をお持ちなんですか~~~!ダチョウさ~~~ん!!
おそらく直径10センチを悠に超えるおお~きなおお~きな黄身が、
ぎろっとこちらをのぞいていました。
「今日、ダチョウの黄身に会った。目と目がもろに合って、まいった」
かつて、シチューか何かのCMで、そんなフレーズがありましたが、
ええ、ええ。私もまいりました。
もう、勝負、やめたいぃぃ。。。ごめ~~~ん。
半べそどころか、今にも泣きべそです。
でも、もう殻割っちゃたしぃ。膜も破いちゃったしぃ。黄身見えてるしぃぃぃ~~~。
ここまでやったら、割るしかないしぃぃぃ~~。
えい~~~!!!
あまりの恐怖で、これ以上殻を割ることができず
(黄身の全貌を見たら、あまりの大きさに腰が抜けたかもしれません(笑))
わずかに割った殻の間から中身を出したので、当然、黄身がやぶけて出てきました。
でも、いい、いい!それでいい!よくやった!
思えば。この日から遡ること数日前。。。
新潟の母から「ダチョウの卵をもらったんだけど、ほしい?」とメールが来たんです。
鶏の卵の20個分の大きさと聞いて、
そんなおっきな卵、1回で食べきれるわけないし、割った後どうしたらいいの?と思いました。
でもさぁ。
たとえば卵白と卵黄に分けて、卵白は冷凍しちゃえばいいか、と思い直し、
ダチョウの卵欲しい!と返事をしました。
* 冷凍卵白は可能ですが、卵黄の冷凍は無理です。
ある程度卵白を取り分けたら、あとは混ぜて卵焼きなどにしてから冷凍しよう、
というのが当初の私のたくらみでした。
冷凍卵白はケーキ屋さんで働いていた時にもよく使っていたし(泡立ちが良くなるんです)
小分けに冷凍しておけば、ダチョウ卵のシフォンケーキとか、フィナンシェとか、いろいろ作れそう!
な~んてさぁ。
浅はかにも、想像を膨らませていたんです。
ところが。。。現実は。。。
もはや卵白と卵黄を分けるとか、そんな余裕はありませんでした(笑)
とにかく卵黄の大きさが怖い!割って中身を出すだけで必死でした。
おまけに、カラザというんですか?
あの、卵黄と卵白の間にある、白くてくにゅくにゅしたもの。
あれも、ダチョウの卵となるとスケールが違います。
くにゅくにゅが大きい!
さらに、卵黄の中にまで、不思議なくにゅくにゅとした物体が!
これさぁ~。
ダチョウのひよこが育ちかけてたんじゃないの~~~??も~~~。ごめ~~ん~~~~~。
割っちゃったよ~~~~~(涙)
そんな泣きべそ腰抜け状態で、なんとかオムレツ用の分量の卵を取り分け、
残った分は密閉容器に小分けして、冷凍することにしました。
オムレツ1個作るのに、鶏の卵なら3個使うのですが、
それくらいの分量ずつ容器に小分けにしたら、なんと8個もできあがりました。
ということは、ダチョウの卵は鶏の卵20~25個分というのは、たしかに間違いありません。
ちなみに、オムレツは我が家恒例「佐渡バターを塊で卵液に投入」という方法で焼いたのですが、
今回ばかりは正直、佐渡バターの香りとか美味しさ云々とか、卵の半熟加減云々とか、
言ってる場合ではありませんでした(笑)
半熟状態でなんて、今の私はとても食べられそうにない!よ~く火を通さなきゃ!
と思って念入りに焼いたら、こ~んな焼き過ぎぽろぽろの姿になってしまいました。
ちなみに、こちらがいつも鶏の卵で作るときのオムレツです。
中が半熟とろとろで、揺らすとふるふる。ナイフで開くと、とろっと半熟卵が落ちてきます。
だけど、今回はとにかく、まぶたに焼き付いた卵の残像がとにかく不気味で怖くて、
とても半熟でいただくのは無理でした。
何事も料理人としての経験だ!と勇気を振り絞って一口味見しただけで
あとはもう、どう頑張っても食べられなくなってしまいました。
卵を産んだダチョウと、卵から孵るはずだったひよこに対しては、お詫びの言葉もありません。。。
本当に人間都合で、ごめんなさい。
お味は、鶏の卵より淡泊で、黄身に濃厚さがなく、食感はふわふわした感じでした。
今回は私が焼き過ぎたせいもありますが、ぷわぷわという方が近いイメージ。
卵に添えられていた説明書きにも
「卵焼きにすると、まるでカステラのようにふわふわでオススメ」と書いてありました。
冷凍した卵は、後日職場のみんなに持っていって、おうちで食べてみてもらいました。
あと1個だけ冷凍が残っているので、
もしも再び気持ちが奮い立つことがあったら(ないかもしれないなぁ・・・)
ダチョウの卵と佐渡バターコラボ第2弾をやってみようと思います。