難病の息子の記録として始めたブログですが、今回は娘の話です。


小学高学年の娘に友人との金銭トラブルがありました。


記事を書いているうちに心配が暴走し、長くなりました。

全然まとまらなかったけど、もういいや。

その時、自分が母として考えていたことを記録。

自分のトラブル対応や娘への接し方がポンコツすぎて、子育ての自信がなくなっています。


数回に分けてアップします。



登場人物は

Aちゃん

Bちゃん

娘の3人です。


3人は昨年度クラスが同じで、今年度は違います。

ただ、現在も放課後や休みの日に遊んでいます。


どのようなトラブルかというと、Aちゃんが、Bちゃんと娘から罰金としてお金を徴収していたことが発覚しました。


なぜ罰金を科せられたかというと、Bちゃんと娘が二人で個別LINEや通話をしているのが嫌だから。

Aちゃんが、Bちゃんと娘に二人で個別LINEをしないように約束させ、それを破ってBちゃんと娘が二人でLINEをしていたから、罰金として500円ずつ二人から取り上げたようです。


娘の言い分では、Aちゃんを仲間はずれにしているわけではなく、普段はみんなで通話しているけど、たまにBちゃんと二人で話すときもある。


今回トラブルがあったので娘のLINEを確認しましたが、AちゃんはBちゃんと娘に二人でLINEをするなと禁止しているにも関わらず、Aちゃんと娘が二人でLINEで話すこともあるし、AちゃんがBちゃんと二人で話したいから娘に通話を抜けるよう指示する文面もありました。

また、Aちゃんからの指示で、娘が死んだことにするドッキリをBちゃんに仕掛けたいから、娘にBちゃんに連絡するなとの文面もありました。

親としては冗談でもやめてほしいし、怒りがこみ上げましたが、当の娘はというと、「ドッキリいいよー」と、何も考えてない様子でした。

そして、娘のBちゃんへのLINEに、前後の辻褄が合わないような不自然な箇所、突然Bちゃんを「さいてー」だと責めるような文章があったので、問い質したら、「それはAちゃんが送った」と。

自分のスマホを他人に使わせないように叱りました。


「AちゃんとBちゃんが個別ラインや通話をしていたら、娘はどう思う?」

と聞いたら、

「べつに、ふつー」

と返ってきました。

自分も友達同士はそれくらいの距離感がちょうどいいと思います。


今回LINEを確認してみて思ったのは、娘は友だち同士の嫉妬や束縛や、疎外感など、友だちの心情に疎くて鈍感なのだろうと思います。

また、Aちゃんが娘とBちゃんを思い通りにコントロールしようとしていることも、なんか嫌だな、くらいは感じているかもしれませんが、きちんと把握して対処できていません。

簡単にコントロールされてしまっている気がします。


今回発覚した経緯は、Bちゃんが学校の先生に相談し、学校の先生から電話で伝えられました。


娘は何があったのかを話してくれないので、状況を把握するために娘のLINEを確認。

AちゃんからのLINEに「次約束やぶったら罰金1000円ね」というメッセージがあり、もしBちゃんが相談してくれていなかったら、金銭の要求がエスカレートしていたかもしれません。

また、娘はAちゃんに駄菓子屋でお菓子を奢ってあげたこともあるようです。

BちゃんはAちゃんにお金を貸してあげていたみたいです。


実情まではわかりませんが、Aちゃんは身なりもちゃんとしているし、家族で映画を見に行ったり、困窮した家庭の子だとは思えません。


「Aちゃんが大切な友達で、本当に困っているのなら、助けてあげるのは友達として人として大事なことだと思う。でも、Aちゃんの自分勝手な気持ち、わがまま、ずるさからお金や物をねだるのは、自分だけが得をして、娘やBちゃんのことを大切にしていない、虐げているということだよ。自分を守るために、ちゃんと拒否しないとだめなんだよ」

というようなことを伝えましたが、娘は理解しているのかいないのか返答なし。


学校からは、家庭それぞれの守るべきルールを子どもたちに伝えてほしい、守らないと仲良くできなくなるんだよと教えてほしいとの話がありました。


お金の要求は言わずもがな、罰金の理由となった個別LINEの件も、自分はいいけど友達はだめ、というのは理不尽な要求だと思うし、今後も仲良くしていくのであれば、これを機に、友達は自分の思い通りにならないということをAちゃんに理解してもらいたいし、返金の際に話す機会があるので、どう伝えたらいいのか、果たしてきちんと伝わるのか、悩みました。


娘は表面的には明るく、小さなことを気にしない、深刻に悩まない感じの子です。

何でもかんでも笑い飛ばしてしまうようなところがあるので、無神経な印象ではあるけど、異常に繊細なところもあります。

友達と楽しく過ごすことは好きだし、得意なのだと思う。

なので、今まで友人関係を心配することはあまりありませんでした。

しかし、考えが甘く、悪い人に流されたり、騙され利用されたりするリスクが高いとなれば、話は別です。

普段からゆるく適当に生きていますが、子どもたちを犯罪の被害者や加害者にするわけにはいきません。


ちなみに夫は、金銭の要求をしてくるような子とは関わるな、縁を切れ、という極端な考え。

人のスマホを勝手に見たり使ったり、金銭の要求をしてくるようなおかしい子に労力を使って話し合いや理解してもらおうと思うのは無駄だし、怒るのも無駄、こちらがそんなことをしてやる必要はない。

娘が不当な要求を受け入れないように、おかしいやつとは距離をおいて、きちんと自分を守れるように教育することが重要。

そんな感じでした。

人間関係の調整?というか、トラブルに関しては、私もとても苦手ですが、夫はさらに極端です。

娘のトラブルに関しては、もしかしたら夫の方が正解なのかもしれませんが。



自宅で遊ばせて娘の友人関係をある程度把握できていたのに、今回の事件を気付けなかった、防止できなかったのは反省しています。


家に遊びに来ている時の様子などから、Aちゃんは天真爛漫と傍若無人を足して二で割ったような感じの子で、楽しく遊んでいる時は娘と波長も合うし、仲が良いのだろうと思う。

けれど、他の子と比べてわがままな子だったので、家に遊びに来るのがしんどいと思うことも多々あり、守ってほしいルールを伝えたこともありました。


我が家でAちゃんの振る舞いが許容範囲を超えていると思った出来事は次のとおりです。


・息子に嫌な役を押し付ける。いじめる。

・娘の採点済み公文の紙をビリビリに破いて紙吹雪にして部屋に撒き散らかし、片付けずに帰った。(部屋がゴミ屋敷みたいな惨状でした)

・Bちゃんの足を蹴ったり、意地悪をする。

・布団にこぼした飲み物を娘のせいにした。


この他にもいろいろあり、「ゴミはゴミ箱に、かくれんぼは娘の部屋以外禁止、人の家のものを勝手に食べない」など、基本的なことはやんわり注意しましたが、結局許してしまったのが、娘に不当な要求をされる一因になっていたかもしれません。

また、友だち同士でお菓子やシールやメモ帳などの物々交換をしていたことも、金品の要求にたいするハードルを下げ、ルールを曖昧にしてしまった一因かもと思っています。


娘がBちゃんに物をねだる事があったので(Bちゃんが娘の物をほしがることもあったので、お互い様なところもあります)、物をねだるなと叱ったことがあります。

その際、一方的に物をもらったりしていないか問い質しましたが、娘は「もらっていない」と。

トラブル後に再度聞いたら、あげるより多くもらってたかもしれないと話してくれました。

子どもは嘘をつくし、隠し事をするので、このあたりは少し不安になりましたが、娘が封筒にシールやお菓子や手紙などを友達へのお返しだといって詰め込んでいるのをよく見ていたので、「お互い平等に、どちらかが不満にならないように交換するんだよ」と言って見守っていました。

Bちゃんは息子に100均のプチブロックをお見舞いにくれたこともありました。


このようなシール交換なども、トラブルの元になるから全面的に禁止している家庭もあるようです。

我が家は、お金の貸し借りは絶対に禁止だと言い聞かせていました。

学校からも、子ども同士のお金のやりとりは禁止されています。


Bちゃんや他の子は、家に来た時、出されたお菓子以外の要求をしたことはありません。

Aちゃんは、娘を使って何度もお菓子を要求したり、「アイス買ってきてと親に言え」と娘に指示する文面がLINEにありました。


娘は金銭の要求をされたことの理不尽さがまだよくわかっていないこともあり、Aちゃんと今後も仲良くしていきたいとの意向。

親としては、後に引きずらないさっぱりしているところは娘の良いところだと思うけど、娘が利用されて傷つけられるような恐れのある関係性は見過ごせません。

それに、今回は被害者という立場でしたが、娘の息子への態度や扱いを考えると、悪い方へ引きずられて加害者になってもおかしくないかもしれない、とネガティブに考えてしまう。

距離が近すぎるとトラブルが起こるから、遊ぶ頻度やラインの頻度を下げようと提案しても、娘は泣いて嫌がりました。