詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6409-6412詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6409 沈黙から立ち上がって 言葉の階段を上り始めると ウソも混じってくるようだ 6410 普段着のことばの人が よそ行きを意識する 鏡に自分を映して見る 6411 誰も見ていない誰も聞いていない それでも聴衆が ことばの人には見えている感じられている 6412 一人っきりの世界の内でも いろんな人が 微かに まぼろしとなって浮遊している