詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6405-6408詩『言葉の街から』 対話シリーズ 6405 おにぎりの薄塩みたいな ウソを混ぜて 言葉を人に差し出すこともあり 6406 あるいは 自分の書き記すものに (あ そこはウソが混じっているな) と修正することがあり 6407 語り書き記す現場には どこからともなく 微かな光が差している感じがある 6408 ウソが混じってしまった 言葉たちは未来までは行けない ただ下水のように現在のどこかへ流れて行く